流通経済大が6連勝、最終節で東海大と一騎打ちの関東大学ラグビーリーグ戦 | 週刊テヅカジン

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 このところ4連覇している東海大がリードしている関東大学ラグビーリーグ戦グループ。今季も東海大が全勝で最終節を迎えることになった。また、追いかける流通経済大も、ここまで全勝で12日の夢の島競技場での日大戦に快勝。6戦全勝同士で最終節の26日に東海大と一騎打ちということになった。

この日の流通経済大は赤のジャージだった

 なお、この日の流通経済大は、いつもの見慣れた白地にゴールドの模様が入ったジャージではなく上下ともに赤というジャージで、当初はなかなかこれが流通経済大だというイメージになっていかなかった。やはり、改めて見慣れたユニフォームというのは、潜在意識としても大事なんだなということを思った。

流通経済大 55(29-14/26-19)33 日本大

 

水を含んだグラウンドでの、中盤の攻防

 

 12日の江東区夢の島は朝から、小雨が降り続いているというさほど良くないコンディションだったが、この試合の始まる14時には雨は上がっていた。ただ、芝はいくらか水を含んでいて重いのかなぁという感じでもあった。

 ここまで5戦全勝の流通経済大と1勝4敗の日大の対決だったが、先制したのは日大だった。4分、ファーストチャンスを得た日大は22ⅿライン内に攻め込むと、そこでポイントを作ってSH⑨齋藤史哉君(4年・佐賀工)が左に出てトライ。ゴールも⑩徳永君(3年・佐賀工)が決めた。これで、試合としては面白くなるかなとも思われた。

 しかし11分に流経大はSO⑩佐々木君(3年・常翔学園)からCTB⑫杉崎君(4年・鹿児島工)に渡ってトライ。ゴールも決まって同点とする。さらに、27分にはPGを⑩佐々木君が決めてリードするとそこからは、流経大の主導権となっていく。

流通経済大のラインアウト

 29分と35分にも流経大がトライを重ねる。40分に日大も一本返したが、ロスタイムで流経大はラインアウトからLO④神田君(4年・鹿児島工)~HO②作田君(4年・流経大柏)とつないでトライ。これで、流経大が2トライ&ゴール以上の差をつけて前半を終えた。

 後半に入っても5分、右15m付近から左展開して、後半に入ってから交代で出場していたFL⑲福田君(2年・流経大柏)がゴール左へトライ。ゴールも決まり、リードを広げる。11分に日大も一本返すが16分、18分にNO⑧ティシレリ君やFB⑮中村楓馬君(3年・常翔学園)が相次いでトライを重ねる。

 31分に日大もNO⑧佐川君(4年・佐野日大)のトライで返すものの、36分流経大はラインアウトから貰ったFL⑦原田君(4年・札幌山の手)が、そのままトライに結びつけた。

 日大はロスタイムに入って一本返したものの、終わってみたら20点差。トライ数は日大5本、流経大は前半と後半4本ずつで8本。野球で言えば、ルーズベルトゲームに近い打撃戦だったとも言えようか。

 

スタンドに挨拶する流通経済大のチアリーダー

 また、流通経済大はチアリーダーも動員していた。ハーフタイムでは、観客を楽しませんパフォーマンスも見せていた