第95回選抜高校野球の代表36校が発表された、さあ球春間近だ❢ | 週刊テヅカジン

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 寒い日が続いているけれども"春を呼ぶセンバツ"ともいわれるセンバツ高校野球の代表校が発表された。今年は、第95回大会ということで記念大会となり代表校枠も例年より4校増えて36校となった。4校の増枠は東北地区、関東・東京地区、東海地区、中国・四国地区に割り当てられた。 

 代表36校は以下の通りとなった。

【21世紀枠】・・・3枠 

氷見(富山):北信越ベスト8、石橋(栃木):県4強、徳島城東(徳島):県4強

【北海道地区】・・・1枠 

クラーク記念国際:優勝 

【東北地区】・・・3枠

仙台育英(宮城):優勝 、東北(宮城):準優勝、能代松陽(秋田):4強 

【関東・東京地区】・・・7枠 

山梨学院(山梨):優勝、専大松戸(千葉):準優勝 、健大高崎(群馬):4強 、慶應義塾(魚側):関東4強 、作新学院(栃木):8強、東海大菅生(東京):東京優勝 、二松学舎大附(東京):東京準優勝

【東海地区】・・・3枠 

東邦(愛知):優勝 、常葉大菊川(静岡):準優勝、大垣日大(岐阜):4強

【北信越地区】・・・2枠 

北陸(福井):優勝、敦賀気比(福井):準優勝 

北陸のエースで4番を打つ友廣陸君

 

【近畿地区】・・・7枠 

大阪桐蔭(大阪):優勝 、報徳学園(兵庫):準優勝、龍谷大平安(京都):4強、智辯和歌山(和歌山):4強 、彦根総合(滋賀):8強 、履正社(大阪):8強、社(兵庫):8強

【中国・四国地区】・・・6枠 

広陵(広島):中国優勝、光(山口):中国準優勝、鳥取城北(鳥取):中国4強 、英明(香川):四国優勝 、高松商(香川):四国準優勝、高知(高知):四国4強

【九州地区】・・・4枠

沖縄尚学(沖縄):優勝、長崎日大(長崎):準優勝、大分商(大分):4強、海星(長崎):4強

明治神宮大会で優勝した大阪桐蔭は連覇を狙う

 

 前年の秋季大会の実績が最重要視されるということで、選出された学校はほぼ、当初の予定通りでサプライズはなかったといっていいであろう。

 東北地区からは、夏春連覇を狙う仙台育英と県内のライバル東北がそろって出場する。

 どうなるかなと思っていた地区では、関東・東京の7校目は、二松学舎と日大三と横浜の三つ巴の評価がどうなるのかなというところだったが、結果的には秋季大会の結果重視ということか。東京都大会準優勝の二松学舎が2年連続で夏も含めて4季連続出場ということになった。

 東海地区の3校目もベスト4の大垣日大が2年連続で選出された。加藤学園は、同じ静岡県の常葉大菊川が準優勝で選出されていたということもあって、地域性も含めて岐阜県の大垣日大ということになったのであろう。

 近畿地区の、明治神宮枠で増設された7校目も注目していたが、奈良県の高田商と兵庫県の社との争いかなと思っていたが、社が選出された。また、滋賀県から初出場となった彦根総合は、かつて北大津で実績を作っていた宮崎監督が指揮を執り、どんな戦いをしてくるのか、注目したいところでもある。

 中国・四国地区の増枠となった6校目もどうなるのかなと思っていたが、四国地区から高知が選出された。四国地区大会は香川県勢2校が決勝進出してセンバツ出場確実となっていたが、高知県勢がもう一枠獲得したということになった。もしかしたら、徳島県の鳴門かなとも思っていたが、ここだけはボクとしては予測とはずれた。

 九州地区は秋季大会の4強以上が無難に選出されている。結果的には、長崎県から2校選出ということになった。 

 毎年、物議を醸すことになる21世紀枠だが、氷見は富山県大会を制して北信越大会にも進出して初戦で遊学館に延長の末勝利したということもあり、まず、選ばれるべくして選出されたといっていいであろう。あとは栃木県の石橋は3度目の県推薦校で選出された。合わせ技といってもいいであろうか。徳島県の徳島城東は部員13人で頑張ってきたということも評価材料となったのだろうか。

 ずれも地域の公立進学校でもあるが、21世紀枠選出の定番と言えばそうなのかもしれない。これに関してはいつも、ネットも含めていろんな意見が飛び交うのだけれども…、捉え方は人それぞれだ。ボクの願いとしては、たとえ初戦敗退となったとしても、相手が甲子園常連校であったとしても、しっかりとした戦いをして貰えたらいいなと思う。そのことが、21む世紀枠の勝と意義を示すことになるのではないかと思っている。

 いずれにしても、球春到来は待ち遠しい。