スタンドの熱気も戻ってきた夏の全国高校野球地区大会 | (株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

(株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

ついこの間始めたばかりだと思っていたこの会社も、干支で言うとひと回りを越えて、15年目に突入してしまった。その間には、コロナ禍や事務所の引っ越しも含めていろいろなこともあったかな。そんなことを思うと、まあ、よくここまで持っているかなというところだろうか。

 7月になって、全国各地で高校野球地区大会が開催されている。週末になると、1日300試合以上も行われていることになる。そして、中旬の三連休にはピークとなって、それぞれの球場でそれぞれのチームが、自分たちの思いを込めての戦いをしていた。

 地区大会は、最終的には甲子園という舞台を目指しているのだけれども、甲子園出場を果たせるのは全国で49校のみ。さらに言えば、現実的には甲子園に届く可能性のある学校というのは全体の2割あるかないかと思っている。そんなことは、やっていろ選手たちも現場スタッフも承知のところもある。

応援席が埋まることで、やはり高校野球は盛り上がる

 だけど、自分たちの可能性を信じて、一つでも上の舞台で戦っていこうという姿勢を示していくことに意味がある。そんな思いで、大会に参加しているところがほとんどではないだろうか。そして、そうした学校の一つひとつにも、限られた環境の中で自分たちの積み上げてきた成果がある。夏の地区大会の舞台は、それを見てもらえる舞台でもあるのだ。

 スタンドは、ここ2年間は新型コロナの影響で、ほとんどの地区では入場の人数制限があったり、ブラスバンド等の応援もなし、というところがほとんどだった。一昨年などは、大会そのものが中止となってしまい、各都道府県の高野連で独自の夏季大会という形で開催した。その大会では、スタンドは無観客だったり、保護者選手1人につき2人までというような制限下で、見つめる側も原則無言というものだった。

やはり、こうしたスタンドの熱気を味わうことも高校野球の良さなのだ

 そんな状況でも、何とか高校野球の歴史は繋いできたのだ。そうして今年は、完全ではないものの、従来に近いスタンドの熱気も戻ってきた。スタンドにはブラスバンドが戻ってきたし、チアガールの踊る姿も見られる。さらには多くの生徒が仲間の姿を応援しようとスタンドに詰めかけてくる。ネット裏も、この日を待ちわびたという多くの高校野球ファンが詰めかけていた。そして、熱気も溢れてくる。

 そんなスタンドの光景をを見ると、「やっぱり、夏の高校野球は、この雰囲気があってこそのものだよなぁ」という感慨もある。

 中等学校野球時代から、100年以上の歴史のある高校野球である。多くの人たちが見つめ、声援を送りながら、支えてきたからこそ、今日の繁栄があるのだ。よく、「どうして野球ばっかり、メディアは大きく扱うんだ」というような声も聞かれる。だけど、それは、野球とメディアの関連が、学生野球から始まっているという経緯もあるからだ。また、そういう歴史を一つの継承文化として知っておくことも大事だと思う。批判ばかりする前に、そういう歴史も学んでいって欲しいとも思う。

横断幕の前に、多くの応援団が入る姿はいい

 もちろん、今年は四国で開催されるインターハイ(高校総合体育大会)も、新聞やネットメディアの扱いも以前よりは大きくはなってきている。そのインターハイも、ほぼ例年のような形で開催されそうだ。そして、そこの思いももちろん野球に負けないだけのものはあることは当然だ。部活動の一環としての活動と、強化部として全国の舞台を目指してのチーム作りということでは、そのあり方が自ずと異なってくるというのは、当然と言えば当然のことでもあるのだが…。

バレーボールでも強豪校は、全国から好選手を集めている

 ただ、それ以上に高校野球は各地区で優勝校が決まっていくと、さらに盛り上がりを見せていく。それは、やはり地域に根差した文化として存在して来たからでもある。そして、地域密着度というのも、地区大会では全国的には無名かもしれないけれども、その地元では応援されているという学校がほとんどだ。だからこそ、地域の人たちが足を運んで応援していくのである。

 大会で敗れたチームはすぐに、翌年を目指した新チームをスタートさせていくことになる。実は、8月の高校野球というのは甲子園もさることながら、強化合宿や遠征試合などでチームを作っていく、新チームの形を作っていく時期でもあると思っている。

 そして、甲子園という舞台がある一方で、そこを目指しながらも届かないけれども、そこへの思いを描きながら頑張っていく姿もまた、高校野球なのだと思っている。いや、現実には、それこそが高校野球である。だから、そんな選手たちの姿を見たくて、地区大会の会場に多くの人たちが足を運んでいくのである。

 ボクの立場としては、そうしたことを一つひとつ、伝えていくことも、微力ながら、メディアに関わっている者の役割ではないかと思っている。