ちょっとした期待感もあった『ムーンライトシャドウ』なんだけれども | (株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

(株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

ついこの間始めたばかりだと思っていたこの会社も、干支で言うとひと回りを越えて、15年目に突入してしまった。その間には、コロナ禍や事務所の引っ越しも含めていろいろなこともあったかな。そんなことを思うと、まあ、よくここまで持っているかなというところだろうか。

 ほとんど知らない役者ばかりで、マレーシア出身だという監督のエドモンド・ヨウもよく知らない。だけど、吉本ばななの原作て゛、世界的ベストセラーになった作品だということなので、どんな映画になっているのかなということをちょっと興味深かった。そうしたら、オープニングクレジットでメ~テレが絡んでいることが分かって、ちょっと興味を増して観ていた。

 

 いわゆる<月影現象>と言われている、満月の夜に何万分の1かの確率で「会えない人に会えるかもしれない」という奇跡がストーリーの根幹になっている。そして、そのヒロインが小松菜奈だったが、「そうか、去年観た『糸』(瀬々敬久監督)という映画で菅田将暉と出ていた子か」ということを思い出した。映像的には正面からのアップというカットが多かったのだけれども、「ちょっと目と目の間隔が広い子だなぁ」などと、しょーもないことを思いながら観てしまっていた。

 というのも、何となくボク自身が、ストーリーに入り込めなかったというところもあったかもしれない。橋の下での偶然の出会いが訪れる。そして、彼の弟とその彼女との4人で過ごしていく日々は食事やゲームをしていきながら楽しんでいく様子も淡々と描かれる。そして、<月影現象>について話し合ったり…。「世の中の出逢いなんていうのは、何万満分の1かもしれない確率の中で、それが上手にバランスよくなっている」なんていう話は、「なるほどなぁ」と思ったりもしたんだけれどもなぁ。

 タイトルの『ムーンライトシャドウ』というのは直訳すると「月あかりの影」ということになる。これは、何となくロマンチックで、そんな意味深長な感じは、吉本ばななのインテリジェンスというところなのだろうか。まぁ、ボクなんかも、その語感は嫌いじゃないんだけれどもなぁ…。ストーリーにもう一つ入り切れなかったのは、どうしてだろうか。

 淡々とした感じの展開も、それはそれで悪くはないんだけれども…。弟の柊(佐藤緋美)のもみあげも、妙に気になっていたしなぁ。

 知らん役者ばかりでも、先月に観た『サマーフィルムにのって』(松本壮史監督)なんかは、素晴らしい感性でとてつもなく面白かったしね。尾上松也以外はほとんど知らなかった『すくってごらん』(真壁幸紀監督)なんかも、思わず面白かったんだけれどもなぁ。

 そういう、儲けもの感を期待したのだけれども、ちょっと、そんな感じにはなれなかった。一つの時間が過ぎていって、また、新たな次の何万分の1かの出逢いがあって、次の展開が始まってく。人生とは、そういう繰り返しの連続なのだ…ということなのだろうか。