長澤まさみ主演の『MOTHERマザー』を観たけれども | (株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

(株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

ついこの間始めたばかりだと思っていたこの会社も、干支で言うとひと回りを越えて、15年目に突入してしまった。その間には、コロナ禍や事務所の引っ越しも含めていろいろなこともあったかな。そんなことを思うと、まあ、よくここまで持っているかなというところだろうか。

 ちょっと重い映画というか、昨年の『閉鎖病棟』にも似た、鑑賞後の妙な気持ちの重さを引きずらされた。大森立嗣監督で長澤まさみ主演の『MOTHERマザー』である。

 母親が子供を使って、親や妹たちにも金をたかり、後はパチンコ浸りという女。

「こういう母親、シングルマザーの貧困の構造とはこういうものか」と思いつつ、結局パチンコやって、生活保護などのわずかな収入をすぐに使ってしまう計画性のなさ。借金するヤツの性質も如実に示していたとは思う。

 さらに、絡んでくる男も甲斐性のないホストの阿部サダヲみたいな男。これまた、借金取りに終われたり、金がなくて逃げ回ってきたりという生活。ただ、こんなにすさんで生活していて、時と場合によっては男に依存しながら…、子供に対しては依存しながらも威圧的。という展開で…。というそんな生活をしている女の割には、やっぱり長澤まさみはアバズレ感がなく、どんなに汚れていってもキレイすぎて、そこはちょっと入り込み切れないところもあった。

 だから、子供二人と小さな部屋で川の字で寝ているシーンなんかも、そのすさんだ様子と切ない様子と疲れ切った様子を描いているのだろうけれども、長澤まさみがキレイなんだよね。子供役の奥平大兼とその妹の女の子は秀逸だった。

 やっぱり、長澤まさみみたいな子は『マスカレードホテル』(2019年・鈴木雅之監督作品)の仕事の出来るホテルウーマンみたいな、方が似合うかなと思った。自分の仕事にプライドと責任をもってテキパキと行動するビジネス女子の方が役どころとしてはいいのかなぁという気持ちは観ていながら否めなかった。

『マスカレードホテル』の長澤まさみは、儲け役というところもあったかもしれないけれども、いいビジネス女子だった。

今回の『マザー』では、その対極にある女の役どころだったのだけれども…

 だけど、ストーリー的には、こういうシングルマザー、負のスパイラルからどうしても逃れられない、また自らの責任においてそこを脱出できない女はおるやろうというところはある。そんなストーリー的なリアル感はあった。「愚かな母親のために大事な祖父母を殺害する十七歳」という衝撃的なテーマ。それだけでもショッキングなんだけれども、そういう意味では、見ごたえがあったというか、ズーンと響く作品ではあったのだが…。

 ただ、キャスティングとしては、もっとギャル系の女優でもよかったのではないかなとは思いながら観ていた。じゃ―誰なのと言われちゃうと難しいんだけれどもね。

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