関東高校ラグビ新人大会と全国選抜高校ラグビー | 週刊テヅカジン

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手束仁が語る、週刊webエッセイ

 春一番が吹いて、♪もうすぐ春ですねぇ ちょっと出かけてみませんか…

と、誘われてみたい気分だったのだけれども、翌日の18日(土)は、歌詞通りにはいかず、またしても冬に逆戻りのような天候となってしまった。

國學院久我山(紺・黄番号)・茗溪学園(濃紺・水色)の試合

 

 それでも、日大稲城総合グラウンドで行われていた、関東高校ラグビー新人大会の順位決定戦と、準決勝に足を運んだ。

 

 この大会は、3月下旬から行われる、全国高校選抜ラグビー大会の選考大会的な意味合いでもある。つまり、ラグビーにとっての春のセンバツの大事な選考大会なのだ。

関東地区は、5校の枠があり、さらに開催地枠として埼玉県に一つ設けられている。ということで6校が選ばれるということになる。

 

 この日は準々決勝で敗退した4校による、5位決定戦進出決定戦と、準決勝のそれぞれ2試合が行われた。

 

2017年2月18日(土) 日大稲城総合グラウンドラグビー場

◎5位決定戦進出決定戦

目黒学院 50(26-10/24-19)29 國學院栃木

深 谷 29(10-5/19-7)12 日 川

日川(赤・黒)と深谷(青・黒)のラインアウト

 

◎準決勝
桐蔭学園 62(36-0/26-7)7 流通経済大柏

國學院久我山 29(17-5/12-5)10  茗溪学園

 

桐蔭学園(紺)と流通経済大柏(エンジ)のスクラム

 

 目黒学院のトンガからの留学生たちが、力強くチームを引っ張っていくのが印象的だった。後半の20分を過ぎてから、競り合っていた展開を一気に突き放していく3本のトライを決めた爆発力も見事だった。

 深谷と日川のそれぞれ埼玉県の山梨県の全国大会常連校対決も見ごたえがあった。8分に深谷がPR③上野君のトライで先制して以降も、深谷がTB陣の構想などで大きくゲインしていっていたが、日川も最後のDFがこらえていた。

 そして、23分に日川がLW⑪中澤君のトライで同点となる。しかし、前半終了間近に深谷がトライしてリードで終える。後半に入って、深谷が6分に突き離し、14分はCTB⑫大屋君のゴロパントから鮮やかな攻撃でリードを広げていった。

 その後、日川も一本返していくが、最後に深谷がダメ押しともいえるトライを決めた。

 

 準決勝進出の4校は、選抜大会出場がほぼ内定していると言っていいのだろうが、桐蔭学園の強さが際立っていた。体格とスピードでも抜けて出ているという印象だが、50m走が5秒台というSH⑨小西君や切れ味のいい走りのRW⑭中村君にFB⑮黒木君ら個人のポテンシャルの高さも光った。

 

 

エンドメッセージ

気がついたら2月も半ばを過ぎてしまっていました。『週刊テヅカジン』も、またまた「月刊……」になってしまいました。改めて、どんなことでも続けていくということには、ひたむきさが必要なのだなと、痛感しています。

鹿児島中央駅の案内表示

 

今月は上旬に、関西に2往復したり、鹿児島など九州に行ったりとバタバタとしていたこともあり飲ましたが、やり始めたことは、きちんとやらんといかんですね。

2017年、最初の反省です。