普通のアホの人よりは、まだアホだった。
アホて言う人がアホだ、と子供たちはよく言うが、僕は自分でアホと言うくらいだから、
アホの中では群を抜いている。だから普通のアホの人、あきらめないで!
真矢みきみたいになったが続けよう。
当時、京都市右京区には、『嵯峨ニックボール』と言うボーリング場があった。
渡月橋から車で6分、自転車で12分、競歩で疲れるくらいの距離だ。
『嵯峨ニック』には、付き合っていたブサイクな彼女『チハル』とよく遊びに行った。
その二軒隣に、『コーラルリーフ』というカラオケポックス&BARがあった。
嵯峨ニックの後は、そのBARで飲んでから帰るのだが、そのBARに初めて行った時の事だ。
BARのマスターはチハルの先輩で、今は石垣島に移住してBARをしている。
そのマスターにチハルが、僕を彼氏だと紹介してくれた。
マスターは僕のキラキラした綺麗な瞳を見て、僕を試してやろうと思ったらしい。
僕がどれだけ飲めるのかを。
キラキラした瞳のところは、僕のアレンジだ。すまない。
僕はチハルが好きだったカクテル、ロングアイランドアイスティーを頼んだ。
飲んだらめちゃくちゃアルコールがキツかった。アルコールランプかと思った。
後から聞いた話だが、ほとんどアルコールを入れて、かなり濃い目に作ったらしい。
僕は、これ濃いわー!とは言わなかったし、これ濃いわー!とも言わなかった。
その異常に濃いカクテルをおかわりし、7杯ほど飲んだ。
カクテルのおかわり君だ。中村剛也と山川穂高だ。
僕は店ではしっかりしていたが、店を出たとたん、右手と右足が同時に出る歩き方をしていたらしい。
そんな酔い方は初めてだ。普通は歩きにくくなるのに、同時に手足が出るなんて、変な酔い方だ。
でもマスターは言っていたらしい。
あいつ、7杯も飲んでアホちゃうかー!と。
ひどい。
僕の好きなチハルとロングアイランドアイスティーは、今も健在だが、
前にも書いたように、明日、桐谷美玲が僕に付き合ってー🎵とLINEして来たら、
即座にチハルと別れる自信がある。当たり前だ。
桐谷美玲とチハル、
月とスッポンポンだ。
桐谷美玲とチハル、
月とスリッポンだ。
スリッポンは履いた事がないが、また調べてみてほしい。
では皆さん、明日もステキな日をお迎え下さいませ。最後まで読んでいただきありがとう☆
あなたに幸運を🎵
嵐山あおや