『宝くじ当選』 | 優勝

優勝

天然と言われますが、人生楽しく、ちょっとアホでいい♪

昔、週刊SPA!てコラムを連載していましたー☆

とぼけたブログですが、よろしくお願いします♪

僕が横浜に住んでいた頃の話だ。横浜は中華街の近くにアパートを借りていた。


その日、嫁と車で日の出町あたりを走っていたら、場外馬券場があった。


普段、競馬をしない僕だが、露店も出ていて楽しそうなので、思わず車を止めた。


2レースほど買うと、二つとも当たり、数万勝てた。


その足で、みなとみらいへ行き、遊園地で嫁得意のバスケのゲームをしたら、


嫁が見事、最高点を叩き出し、両手いっぱいの大きなぬいぐるみを貰った。


みなとみらいを出て桜木町を通る時、宝くじ売り場に目が止まった。


その日の直感で、10枚だけ宝くじを買った。


京都で言うなら、近畿宝くじみたいな毎週ある宝くじだ。


数日後。


新聞を見ながら、宝くじの答え合わせをした。


僕が新聞の番号を読み上げ、嫁が宝くじを見ていた。


僕『最初が362、、、』


嫁『362ある!その下は?』


と、まだ6ケタ中の3ケタしか言ってないのに、嫁はブサイクな顔で僕を促した。


僕は新聞紙と嫁の顔を交互に見ながら、ブサイクやなぁ!と言いそうになったがやめた。


宝くじ当たったら良い化粧品でも買ってやろう、と思った。


僕は続けた。


僕『877!』


嫁『なーにー!?


やっちまったなー!のお笑いコンビの言い方で、嫁は大声を出した!


僕『362877や!』


嫁『なーにー!?やっちまったなー!』


僕『そんなんええねん!どないしてん?』


嫁『あ、あ、当たってるー!』


僕『番号全部当たってるの?』


と言いながら、僕はブサイクな嫁から宝くじをむしり取った。


よく見ると、まさに当たっていた。


僕はヨッシャー!と言いながら、嫁の頭をしばいた。


喜びから、力を入れすぎたのか、ペチン!と良い音がした。


僕も嫁も思った。何百万当たっているのだろう?


新聞をよく見ると、組は違っていたが、当選は当選だ。



換金するには、みずほ銀行に行かなければならない。


後日、関内駅近くのみずほ銀行に行くと、銀行員が丁寧に迎えてくれた。


銀行員『おめでとうございます!別室へどうぞ!


僕らは別室へ通され、お金を受け取った。


そのあと、横浜駅のそごうデパートに行き、当時、松嶋菜々子がCMしていた、


マックスファクターの化粧品を、嫁と買った。


どうか、こんな嫁ですが、松嶋菜々子みたいになりますようにと。






残念ながら、化粧品の効果はなかった。



嵐山あおや