"止める"じゃなくて【飛び込む】んです❗️
よく、ナンバー付きのクラスとかで筑波の 1コーナーに入るシーンを見ていると、まだピットから見える直立状態でブレーキランプが消えてコーナーに入っていく人を見かけますが、あれはダメです🙅♂️
あれだときっとその後に速度が不足して早いタイミングから少しだけアクセルを開けないと失速しすぎちゃうんで、コーナー入り口から曲がらない時間をひたすら耐える事になるだろうし、フロントタイヤにもリアタイヤにもトラクションが掛からないし、車体姿勢もひたすらフロントが高く曲がらない姿勢になるだけです。
そんな走りでブレーキをリリースした直後にフロントがすくわれて転倒しちゃってるシーンも見かけるけど、あれは完全にフロントのトラクションが抜けている事が原因です。
因みに 直立状態ではしっかりとブレーキレバーを握ってリアタイヤが浮くくらいまでガッツリと行っても大丈夫ですからね
また筑波サーキットの 1コーナーのコース図に書いたこの汚いイラストで説明します…
Aが(NSR250R)ブレーキングの開始ポイントです。 因みにDがブレーキをリリースしてマシンを曲げるポイントです。
これはBのポイントですね。(CBR250Rですが…)
メインストレートを直進してきて真っ直ぐ走ろうとするバイクを寝かし込む為に下半身、腰を入れてマシンをバンクさせつつブレーキレバーをガッツリと握り込んでます。
まずはマシンを寝かせるきっかけを作る事も必要になってきます❗️
なるべくなら上半身も逃げずに先にコーナーに飛び込んで行くくらいのイメージが必要です。
これはCのポイントです。
少しだけブレーキを緩めはじめてます。
ここでのブレーキへの入力によってフロントタイヤにはしっかりとトラクションが掛かっていて高いグリップ力が発生しています。
そのグリップ力を使いながらこのポイントからDに向けてマシンを曲げはじめてます。 ブレーキをキツく握ったままではマシンには起きようとする力が働いてしまい、なかなか旋回に入る事が出来ません かといって緩め過ぎたりリリースなんかしちゃったらフロントタイヤへ掛かっていたトラクションが抜けてしまい転倒する危険もあるので注意が必要です。
実際はここの速度感だけでブレーキングを判断して欲しくないんですよね❗️
ここからどんどんブレーキをリリースするにつれてマシンをバンクさせていく事が可能になってくるんだけど、コーナーについてるバンクにバイクを横向きでぶつける‼️ ってイメージでコーナーに飛び込んで行くと実はタイヤのグリップでかなり減速されるんです コレマジで😉
その減速される速度も計算に入れたブレーキングだと直立状態での減速は実際にはそんなに必要ない❓みたいな感覚が分かってくると思います。 大事なのはマシンを横に向けてバンクにぶつける様なイメージなんです。
まぁ… 筑波の 1コーナーはそれほどバンクがキツい訳ではないけど、1ヘアピンと2ヘアピンのバンクはかなりついてるんで顕著に分かるはずです。
これはS字2個目から1ヘアに向けたブレーキング
S字2個目の左から1ヘア右へと切り返しをしながらシフトダウンとフルブレーキング❗️
S字の下り坂から1ヘア進入で一瞬登り坂に入るのでフロントフォークは底付きするくらいダイブします。
このポイントで一瞬にして減速させる事が続く1ヘアピンの進入〜バンキングに影響してきます。
(もちろんライン取りも大事になってくるんですが、そのあたりはまた次回)
その直後、ブレーキを握りながら1ヘアのバンクに飛び込んでるシーン
ブレーキング開始直後にある程度の減速が出来ているのでこのポイントでは1ヘアにたいしてアウト側からブレーキを緩めながらマシンをバンクさせはじめられてます。 寝かし込み直後で既にヒザが付くくらいまで寝かせられてます。
まさに1ヘアのバンクに横向きでぶつけるイメージを実行してるシーンです。
因みに俺はこのポイントではリアブレーキも使ってますが、それはお好みで😄
その後… 完全にマシンは横向きでバンクに当たって減速しているポイントです。
ブレーキレバーに指がかかってるけど、これは車体姿勢的にフロントがやや高く…フロントを下げる為に極軽くブレーキを流してる所です。
こんな事に使えるのもブレーキの便利?な所なんです
とにかく、どこのサーキットに行っても初めてのサーキットを攻略するにもブレーキングってのが1番大事なんです。
あとは切り返しとかアクセル全開にするポイントさえわかってくれば大概そこそこまではなんとかなるもんです。
今、ホームコースを走りながら苦戦していても、まず詰めるべきはブレーキングからなのは間違いありません❗️
もちろんライン取りも大事だし、体の使い方、アクセルワークももちろん大事なんですけど、コーナーに飛び込めない事には始まりません。
ブレーキのリリースなりにバイクをバンクさせないとコーナーに飛び込む事は無理とも言えます‼︎
このあたりはミニバイクでも練習出来るし、実際のサーキットでも課題として練習に取り組めば徐々に体でわかってくると思います。 あと、フロントタイヤの接地感もわかってくる様になってくると思います。
そのあたりもしっかりとイメージトレーニングしてからサーキットに行ってみてください
必ずタイムアップするだろうし、曲げるテクニックも自然と身についてくると思いますよ‼️