手技療法だけでもなおりません!!
やってもらって、良くなって、悪くなって、またやって・・・
このの繰り返しを断ち切るためにはトレーニング、運動療法がひつようです。
前回はトレーニングのネガキャン・・
それだけでは不公平なので
今回は手技療法のネガティブ面を・・・
手技療法でいくら骨格の調整、体のバランスの調整、をおこなってもその場では体の不調が取り除かれたとしても、またすぐに戻ってしまう方が多くいます。
これは、多くの原因は正しい位置にもどった骨、関節の位置関係を筋力で保持し続けられないことが原因となっています。
(もしくは、術者側の患者を観る視野の狭さが原因です、筋骨格、脳、神経、内蔵、エネルギー的なものなどなど、観るべきところは多くありますので・・・)
よくある簡単な例としまして腰痛症において、仙腸関節(骨盤の関節)を調整して腰痛がその場で消えたとします。
この正しい仙腸関節の位置関係がずっと持続できれば慢性的にあった腰痛から開放されるのですが、
その関節を安定させるための筋肉が弱っているために、またすぐにズレてしまいます。
するとまた腰痛がでてしまう・・・という流れです。
これまで、そこそこの数の、難治なクライアントさん、治療院ジプシーさん、を観させていただきましたが、
その殆どは、根本的な体を維持するための筋力不足、また、施術を受けても、それを持続させるためのトレーニングを指導されていない方でした。
(むろん筋力だけではなく、内蔵の関連痛とか別なところにプライマリー的な問題が有る方もいます)
話を腰痛症の仙腸関節の調整後のケアに戻しますと、
多くの腰痛症の場合、大殿筋のトレーニングを施術後に取り入れることで仙腸関節の安定化をえることができます。
(いきなり答えをかいてしまった・・・)
大殿筋の作用は、股関節の動き、大腿の進展・外転・凱旋ですが、もう一つ隠されたお仕事として『仙腸関節の安定』と言う重要なお仕事があります。
また、腰痛症ではなくても大臀筋・臀筋群の筋力が不足している方も多くいらっしゃいますので、臀筋とのレーニングはみんなやったほうがよいと思われます。
トレーニングの方法としてはスクワット、ラウンジ、などなどありますが、筋力が減っている方には運行強度がつよすぎますので、まずは安全にしっかりお尻の筋肉を鍛えられる{グルティアルブリッジ}からやられたほうが良いかと思われます。
※グルティアルブリッジの詳細は次回のブログで書きます。
その他、上半身・肩こりに対してのトレーニングでは下部僧帽筋など、アッパークロスシンドロームでの前方頭位を起こす筋肉の拮抗筋を鍛えることが重要となります。(肩こり、猫背に関しても機会があればそのうち書きます。)
というわけで、前回も書きましたが、施術、手技療法を受けて体のバランスを整えてから、体をより安定させるためのトレーニングが重要となります。
最後に宣伝。
「私にはどんなトレーニングがひつようなのかなぁ?」
と思われましたらぜひ一度お問い合わせください。
なごみカイロ整体院 0986−57−6375