東京もいよいよ梅雨入り。
しとしと降る雨の中に、健気に咲くあじさいの花。
紫やピンクの大倫の花と、緑の葉の鮮やかなコントラストが、梅雨の鬱陶しい気分を和らげてくれる。
あじさいは、長崎市の市花である。
長崎市のホームページには、次のように書かれている。
「シーボルトが、“ハイドランゼア・オタクサ”という学名をつけて世界に紹介した日本原産の花です。
この学名は、彼が愛した長崎の女性“お滝さん”にちなんだといわれています。」
小学校の帰り道、傘を片手に道端に咲くあじさいをよく観ていた。
きれいだな、と思って近づいて観ると、緑の葉っぱに数本の銀色の筋が付いている。
よくよく観ると、それはカタツムリの足跡で、葉っぱを捲れば、そこにはカタツムリがウジャウジャウジャラ…。
あれはちょっとトラウマかも。
(了)