TQM(総合的品質管理)の要諦は、方針管理と日常管理、そしてQCサークル活動です。
この3つの機能が有機的に働くことによって、TQMは経営ツールとして絶大なる力を発揮します。
7月の新刊『実践 方針管理―革新戦略推進のフレームワーク―』(日本科学技術連盟 方針管理研究会[編])は、日本科学技術連盟・方針管理研究会の最新の研究成果をまとめた書籍です。
方針管理について、基本的な考え方から方法論、方針管理と車の両輪にたとえられる日常管理との関係性、体系・体制・しくみ、手法、人の行動のあり方まで、実際の企業事例を豊富に用いて解説し、革新的テーゼと方向性を提案しています。
本書では、方針管理のキーポイントとして、次の7項目を挙げています。
1.目的の明確化がすべての出発点
2.全部門・全員参加の方針管理へ
3.期末の反省で方針管理の腕を上げる
4.腕を上げていくにはステップを踏もう
5.大樹モデル(見えない世界に目を向けよう)
6.雑草モデル(放置すればすぐ元に戻る)
7.短期的視点から脱却し中長期的視点に立とう
効果の上がる方針管理のやり方・進め方が知りたいというみなさま、是非ご一読ください。
【主要目次】
第Ⅰ部 方針管理の基本的考え方と日常管理との関係
第Ⅱ部 経営目標・戦略を達成できる組織能力向上を目指したTQMの推進―中期経営計画・
第Ⅲ部 顧客価値創造に役立つ方針管理とは―CVC方針管理の提案―
(了)