誰が為に鐘は鳴る | スコットランドは今日も曇り空

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気がついたら在英30年。今さら周りに言えない憂さをさらすブログ。

親戚の叔母様が

小冊子を送ってきました。

(ティーカップを譲ってくれた方)



なんとスコティッシュ夫の親戚に

スペインの市民戦争に

ボランティアとして参加した若者がいたそうなんです!



ちゃんと無事にスコットランドに

帰ってきて

余生を全うしましたが、

スペインの市民戦争って、

アレですよね?



ヘミングウェイの

『誰が為に鐘は鳴る』



 



この作品、宝塚で舞台化したんです!

星組の鳳蘭様こと

ツレちゃんが主役のロバート・ジョーダン。

遥くららが相手役のマリア。


映画ではゲーリー・クーパーと

イングリッド・バーグマンでした。


バーグマンは綺麗で素敵だけど、

抜擢されたくららはねぇ〜😓


歌もダンスも演技も下手なくせに、

ツレちゃんに甘えて

デカい顔して😡😡😡


でも、くららが周りからイジメられたら

ツレちゃんが公私共に庇って

しっかり自分の相手役さんとして

守りました。



キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ



くららのことは気に食わないけど

ツレ様に免じて、

ツレ様が庇うなら、

ツレ様のために

グッと不満を呑み込んで応援しましたよ。



まあ、そんなのは

どうでも良いわ。




宝塚の「誰が為」は

本当に素晴らしかったです!

風共より、ずっと完成されていた。

柴田先生の脚本も演出も

素晴らしかった!


星組のキャストも素晴らしかった!

気合いが入っていた舞台でしたね〜!

(くらら以外は)


(再演もしているようですが知らんよ。あくまでオリジナルの星組、鳳蘭です。リンちゃんカッコよかった、歌姫ピーコさーん!組長さーん、大路さーん!

ペーペーや峰ちゃんも若かったあの日。我が青春の宝塚.)




当時、私はしっかりファンをやっていましたので、

「誰が為」のスペイン取材旅行、

柴田先生とツレちゃんと共に行く

スペイン旅行ツアー、という

美味しい企画にも行くチャンスがありました。



でも、もし参加したら

メンバーの中では

最年少、唯一の未成年になる。


加えて、体も丈夫じゃない子だったので

過保護な母親に

ガンとして反対された。😡😡😡


悲しいかな、

親の許可がなきゃ

海外ツアー旅行に行けない未成年。


泣く泣く諦めました。


後から参加したお姉様たちから

ツアーは強行軍かつ

バス移動が長くて、

暑い中、本当に辛かった。

みんな倒れそうになったけど、

ツレちゃんに迷惑をかけてはいけない、という

執念で助け合って切り抜けた、と

聞かされて、

少しは不参加を納得できたけどね。



とにかく!

数ある作品の中でも

ツレちゃんの「誰が為」は

大好きなのよ!

惚れています!


私の永遠のトップ3。


この時、スペインに行き損ねたから

後でスコットランドに来たと

言っても過言ではないです。



そのスペイン市民戦争に

21歳の若さで志願し、

活躍した親戚がいたなんて!



ツレちゃんと一緒に戦っていたなんて!

(戦っていません😅)



あの戦争は

打倒ファシストの理想に殉じ、

イギリスからも

貴族や良いとこのお坊ちゃん方が

ドッと志願したのよね〜。

でも平民で、

しかもスコットランドからというのは

珍しかったそうです。




運命とは不可思議なものですね。

思いもかけないところで

繋がっている。


くだんの親戚は64才で

平和に息を引き取ったので

私は会ったことは無いけど、

もし長生きしていたら

顔を合わすこともあったかも知れない。


しみじみ感慨深いです。