さて、この夏の高校野球甲子園大会において、3試合日の2部制導入が発表された。2部制については、検討されることが発表された2022年夏の段階で、私見および私案を添付の通り書いている。ただ私が私案を書いた4試合日は導入されず、3試合日のみの導入ではあるが。ともあれ、まずは添付で私案を振り返ってみたい。


ただ、大会4日目および5日目の第2試合第3試合に登場する高校が、日程の問題からも体力的に不利になるのは否めない。後から登場する高校はただでさえ次の試合までの日程が短いからである。それを思うと、1日目2日目3日目よりは4日目5日目を3試合日にして導入した方がいいと思うが、変則日程の日は固めておくのが理想なのでやむを得ないのだろう。

ここまで書いて、違いを具体的に書かないとわかりにくいことに気がついた。そこで、内容が長くなってしまうが、1,2回戦の日程がどう変わったのか、全て書いてみよう。

まず昨年まで多く用いられた日程、スケジュールについて青字で書き出してみよう。そして赤字で今年のスケジュールを書きたいと思う。(試合日時はあくまでも予定)

大会1日目
9時8時30分 開会式
10時30分10時 第1試合
13時16時 第2試合
15時30分18時30分 第3試合

大会2日目
8時 第1試合
10時30分10時35分 第2試合
13時17時 第3試合
15時30分 第4試合

大会3日目
8時 第1試合
10時30分10時35分 第2試合
13時17時 第3試合
15時30分 第4試合


大会4日目(第2試合以降5分繰り下げ)
8時 第1試合
10時35分 第2試合
13時10分 第3試合
15時45分 第4試合


大会5日目
9時8時 第1試合
11時30分10時35分 第2試合
14時13時10分 第3試合(2回戦スタート)
15時45分 第4試合


大会6日目(第2試合以降5分繰り下げ)
8時 第1試合(2回戦スタート)
10時35分 第2試合
13時10分 第3試合
15時35分 第4試合


大会7日目(第2試合以降5分繰り下げ)
8時 第1試合
10時35分 第2試合
13時10分 第3試合
15時45分 第4試合


大会8日目(第2試合以降5分繰り下げ)
8時 第1試合
10時35分 第2試合
13時10分 第3試合
15時45分 第4試合


大会9日目
9時8時 第1試合
11時30分10時35分 第2試合
14時13時10分 第3試合
15時45分 第4試合


さて、チケットの話は後にまわし、まずは日程の話だけを徹底的にやっていこう。

大会1日目は大きく2つに分かれることになった。「開会式&第1試合」+「第2,第3試合」である。開会式を30分早めるのは良いことだと思う。私はかつて開会式を観戦した際、プラカードガールが熱中症で倒れた光景を見ている。選手以外の参加者も多いだけに、準備の負担はあるが開会式参加者の負担軽減は良いことだと思う。
もっとも、開会式で負担軽減となれば1番言いたいのは挨拶だ。主催者(朝日新聞)、来賓(文部科学大臣かその代理)、高野連会長と3つも挨拶があり、全員似たようなこと(オリンピックイヤーなら「オリンピックに負けない感動」とか)を言う。また、私が開会式を観戦した際の来賓(松浪健四郎)のように中身のない話を延々として、第1試合の開始を遅らせたバカもいる。誰が炎天下で似たようなジジイの長話を3本も聞きたいか。ここはもっと簡素で簡潔に出来るはずである。

予想通り長くなった。以降次回である。