意識という鍛錬

 

【STAFF】

 

高木淳也のメソッドでもある『空手で脳機能を活性化させる』を4回に渡ってお届けしています。

 

「大変興味深い内容だが、空手もできないし、理論をもう少し具体的に教えて欲しい」と言う内容のご要望を数多く頂きました。

 

今回は、『TAKAKI METHOD~タカキメソッド』の一部を体感して頂きたいと思います。

 

ところで、前回の記述を覚えていらっしゃいますか?

人間は、海馬→大脳皮質→側頭葉と、その記憶プロセスを管理していますが、記憶する作業を行わなければ、3日程度で忘れてしまうと言われています。もう一度目を通して、記憶を辿ってみて下さい。

 

  1. 空手で脳機能を活性化させる!
     
  2. 空手で脳機能を活性化させるⅡ
     
  3. 空手で脳機能を活性化させるⅢ
     

 

前回、空手で脳機能を活性化させるⅡでは、左脳と右脳の関連性を説明しています。

 

しかし、高木は、「脳機能とは小宇宙のようなものであり、複雑極まりない構造なのです。我々のような知識レベルでは、到底その機能を語ることはできません。しかし、私には一つの武器があります。空手により培われた身体能力です。これらが脳機能全般に作用し、社会教育を推進し、アスリートを育て、同時に人格形成を構築できるのではないかと自負しております」。

 

高木は現在、エビデンス(証拠・根拠)を構築しようと動き出しています。その一つが、 体性感覚野(体からの感覚情報を受取る部位)と運動野(体を動かす指令を出す部位)です。

 

脳全体には約一千億個神経細胞がありますが、 記憶したり、考える高度な作業は、ニューロン(神経細胞)を介して起こっていることが分かっています。

 

このニューロン(神経細胞)は、当然運動にも関係しています。では、高木淳也が着目した『脳機能分割法』を体験してみましょう。

 

 

利き手で箸を使用して下さい。とてもスムーズに動かすことができる筈です。長年培ってきた習慣性による記憶の構築です。

 

では、利き手ではない方で箸を使用します。これは、鉛筆やペンを使用して、文字を書くことでも体感できます。如何ですか?頭では理解できている動きが思うように行かない筈です。

 

高木「この体感で脳機能記憶媒体が理解できます。当たり前に理解できていることが反復性記憶構築されていなければできないのです。これは空手だけではありませんが、スポーツ選手、つまりアスリート達脳機能は、このような記憶作業活性化されており、絶大なる力が発揮できるのです」

 

 

高木は、付け加えてこう述べているのです。

 

単なる反復では脳機能活性化せず、記憶量も少ないと言います。

 

つまり、脳電位を刺激し、秒殺で動く身体部位ごとに意識して反復するトレーニングが必要であると述べているのです。

 

 

数秒間の動きの中で、頭部から足先、及びコア(体幹)コントロールしながら蹴り技を放つ高木の脳内情況を科学的に調べようと課題が進んでいますが、高木の全盛期は過ぎています。

 

しかし、定期的に行う筋力トレーニングスピードアップ・トレーニングは、現在も行われています。何歳まで脳機能成長が可能なのか、どの程度の運動アップするのかを調べて行くのです。

 

高木「人間の運動時には、のさまざまな部位活動しています。前頭葉大脳皮質には、骨格筋に対応した細胞が並んでいます。骨格筋神経細胞に直接つながる一次運動野、複数の筋肉の動きの組み合わせを司る運動前野等です。更に順番動作を行うときに働く補足運動野があります。興味深いのは、大脳皮質の下位には、筋力増強動作関連が示唆されている大脳基底核があり、脳機能活性化は、運動量が減った時点で減退することが伺えます。ある意味、筋肉連鎖し、血流も大きく関わっており、健全脳機能を保つためには、適切運動プログラム意識(頭部から足先まで)して、ニューロン(神経細胞)を刺激し続けるイメージが必要だと思います。より具体的に科学の力で解明してみたいと思っています」

 

 

 

 

 

実戦空手息吹之會では、柔軟性重視し、関節筋肉をしなやかに保ち、『ブラッシュアップ・ワークアウト』筋力心肺機能アップさせ、ニューロン(神経細胞)を刺激するトレーニング・プログラムを提供しています。

 

高木の目的は一つで、優れたリーダーを育てることです。入門にも厳しい審査を設けることが決定しました。

 

保護者が先に挫折してしまうケースが多いからです。このような環境構築は、子供には最悪であると高木は、警鐘しています。挫折しても良いと脳機能が記憶してしまうからです。

 

脳機能活性化させることは、記憶容量を拡大させ、記憶するスピードも増えて行くと高木は述べています。

 

これらが一般でも体験できるよう『武道の学校』設立準備が進んでいます。

 

第一弾として、『インクルーシブ・スポーツ・TEAM(チーム)カラテ』では、障がい者への無料空手教室が開催され、同時に体力アップ向上も図っています。

 

看護師も同行し、AED(自動体外式除細動器)を持参した徹底した取り組みです。

 

この活動は、『東京2020応援プログラム』に認証されています。

 

高木「知識が浅ければ、それなりの働きしかできません。社会教育を通じて徹底した人格形成に挑みます」

 

実戦空手息吹之會

 

何時もご訪問頂き有難うございます。

 

-by STAFF-

 

 

 

 


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