以前から噂が出ては肩透かしにあっていましたが、
ついに来ました、Z6III。2024年7月12日発売が発表されました。
各所で話題沸騰、α7やR6など、同クラスにおいてはとんでもない性能のモデルが来ましたね。
・Z8級の動画性能
・Z8を超えるAF検出最低輝度EV-10
・世界初部分積層型CMOS搭載による高速読み出し
Z8を彷彿とさせる意匠もあり、非常に魅力のあるモデルになってきました。
…このZ6IIIをZ6使いの目線から見てみました。
わたし
・主にスチル(ミラーレスでの動画はほとんどやらない。動画はDJI Osmo Pocket3で撮影)
・撮影対象は
①風景(特に山、星)
②人スナップ(家族、友人、旅先で出会った人)
③鳥(最近始めた)
→ポートレート、花、その他テーブル(ブツ撮り)などはほとんどしません
・アマチュア(仕事は勿論のことブログ・YouTubeでマネタイズもしない)
私は初代Z6を2019年に購入してかれこれ5年使っています。
この春にZ8を購入した後もサブ機として残しています。
26mm f2.8や、NIKKOR Z 14-30mm f/4 S との組み合わせは軽快で最高で、
海外に山に友達と遊びに行くときに色々持ち出していました。
ここ最近はZ6IIIの噂がありつつも、
このZ6の時点で非常に完成度が高く、特段買い替えは考えていなかったのですが、
一方でZ8世代のあまりの色づくりの良さにほれぼれしているところでもあり、
この点で大きな変化があるのかは気になるところです。
Z6と比べると明らかに、Z8には画素数の違いとかいう問題ではない、画質に明確な違いがあります。
しかしながら、
Z6時点で画質性能共に既に及第点を大きく超える性能だったと感じているのも事実。
Z6の中古市場での売却相場が10万前後というところでしょうか。
Z6IIIがニコンダイレクトで43万5600円をつけましたので、市場価格は40万弱でスタートと予測。
30万程度の追い銭をしてまで入れ替えるだけのモチベーションになるかは、
今時点ではまだあまりわかっていない画質次第です。
Z6時点で私には十分だった 主な特徴
・4k 30fps 対応
→業務用でもない限り、30fpsで十分ではないでしょうか
・273ポイント AF
→全画面に渡りびっしりです
・画質
→Z6どころか私はD700時代で画質は十分だと思っている派です(画素数さておき)
Z6から本当に買い替えるとなるともう何押しも欲しいところです。
100gほど重くなりますし…。
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と、決定打に欠けている状況ですが、
これだけ値差があるにも関わらず「見送りかなぁ」となっていないポイントの中では、
特に、
Z6IIIの手振れ補正8段(Z6・5段)と、
AF検出範囲低輝度側EV-10~(Z6・EV-3.5~)
については、目に見えて魅力的なスペックです。
今後DxOのセンサースコアでISO許容値がZ6の3299を大きく超えて、
Canon EOS R3の4086に迫るようでしたら、
手持ち、および、星撮り用に検討する可能性はあるかなとも思います。
尚、Z6は発売当時にマップカメラで23万7400円で新品購入でしたが、
Z6IIIは上記の通りニコンダイレクトで43万5600円がついていますね。
本当にカメラは高くなってしまいました。
いや、Z6IIIの43万円が適正で、Z6が安すぎたのかもしれない。
とりあえずZ6って本当にすごいカメラでした。
結果、周りの人にに機材の相談されたら、
「Z6IIIの予算があるなら、中古で状態の良いZ6を探して、差額で高性能なSレンズを1個買いましょう」になるのかもしれません。
改めてZ6の素晴らしさを感じます。
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私は上記の通りスチルメインなのであまり動画に触れませんでしたが、
・動画撮影フォーマットの拡大
- 5.4K 60p
・最長撮影時間29:59 →125分 への拡大など、
動画にとても力の入ったモデルとなっています。
Z8/Z9級であり、そう考えると手ごろといえるのかもしれません。
逆に言うと、ビデオカメラとして見ないと、この価格に納得感が出てこないかもしれません。
Z6IIIは動画メインの方と、
動画はほとんどやらないよという方とで評価の割れが大きくなるかもしれませんね。
★以下Z6で撮った写真3枚★
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
これ以上にの画質になるのかな。
今後の情報を楽しみに注視したいと思います。