DJI Mini4 Proに搭載されているセンサーは、
1/1.3インチというサイズになります。
だいたい1インチの76%の面積ですね。
iPhone14 proのメインカメラと同じセンサーサイズ・画素数です。
というかDJI Mini4 Proも1200万画素モードと4800万画素モードを切り替えられますし、
同様にクアッドピクセル(4画素を1画素として使う)機能を持つiPhone14 proと同じセンサーなのかもしれません。
このあたりはざっと調べてみましたが確たる情報が出て来ませんでした。
私個人としては、
1インチセンサー自体は2014年のDSC-RX100mk2以来の慣れ親しんだセンサーであり、
その画質の良さも限界もわかっているつもりですが、
1/1.3インチというと馴染みのないものになります。
iPhone 14 proと同じセンサーサイズというといいものな気もするし、
1インチ以下というとそれなりな気もする。
ということで、比べてみました。
Nikon Z8
フルサイズセンサー
有効画素数4571万画素
DJI Mini4 Pro
1/1.3インチセンサー
有効画素数4800万画素
Leica D-Lux Typ109
フォーサーズセンサー
有効画素数1280万画素
SONY DSC-RX100m2
1インチセンサー
有効画素数2020万画素
Nikon Z8 →画素数ほぼ同じ
D-Lux Typ109 →DJIのカメラ性能上位モデル Mavic3/Pro/Classic 広角カメラと同じフォーサーズ搭載
DSC-RX100m2 →1インチと1/1.3インチの実力比較
ということで比較対象を選んでみました。
それぞれ画像の一部を拡大していきます。
本当は同じ写真を撮影して比較すべきなのですが、
これでも十分違いがわかる結果が得られました。
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Z8
えっこれ切り出しなの?
とびっくりする解像度です。
晴天下での撮影であるにも関わらず、ノイズが顕著にみられます。
元より、家のディテールがかなり潰れています。
24.1インチのディスプレイで確認する限りは綺麗に見えますが、
やはり拡大すると粗いですね。
D-Lux Typ109
ディテールが残っています。
1600万画素フォーサーズということで、
高画素・小型のスマホセンサーなんかと比べると、1画素あたりの大きさににかなり余裕がありますが、
画にするとわかりやすいですね。
DSC-RX100m2
D-Lux Typ109と比較するとディテールは落ちますが、
DJI Mini4 Proと比較するとわかるレベルでよりシャープです。
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以上比較をしてみましたが、
DJI Mini4 Proの写真は、
1インチ以上のセンサーを搭載したカメラより、
ディテール・ノイズの面で、
目に見えて劣る結果となりました。
鑑賞サイズで見た際のすっきりとしない感じの原因は、
拡大するとよくわかるものです。
DJI Mini4 Proは絞り1.7固定という条件がありますので、
その点は頭においておかないといけません。
とはいえ、撮影できる写真の画質という観点では、
これがDJI Mini4 Proの限界ということになります。
私としては、フォーサーズセンサーとの差が明確に出たということで、
Mavic3 Classicもテストしてみたいと思いました。
Mavic3 Classicはフォーサーズ搭載の上、絞りもf/2.8〜f/11まで調整可能
となっています。
Mini4 Pro購入前は、旅先への携行とか、山岳用途である私にとって、
軽さを考えるとMini Pro4一択と思っていました
(Mavic3 Classic 895gに対して、Mini/Pro3/Pro4 は249g)。
が、あまりにドローンで撮影できる写真のポテンシャルが高い事も考えると、
ここは重さは受け入れて画質を重視したくなってきます。
Mavic3 Classicに俄然興味が湧いてきました。