旅の終わり、そして…2 | Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

10年以上定期的に世界を旅しています。それらの旅の記録を写真と共に残しています。2024年3月現在渡航国と地域は65。

なんと半年も間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

 

 

あらすじ:

大学進学で首都圏に出て、1年の英国留学を挟みつつ、ずっと首都圏で過ごしてきた私は、

転職のタイミングや休暇を利用して海外の旅を重ねたり、

人脈を広げて色々な方にお会いするなどして、

世界を広げ続けました。

しかし、最初の海外旅から10年経った今、富山戻るという選択 - 旅を終わらせる決意をしたのでした。

 

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始めてサハラ以南のアフリカに行ったのは、

2012年2月のザンビアでした。

 

チョベ国立公園にて

ライオン1

 

ザンベジ川クルーズ

サンセット

 

チョベ川

象

 

 

 

ザンビアは比較的治安も安定していますし(良くもなかったですが)、英語も通じる。

日本語で得られる情報が乏しかったくらいで、

今振り返ると、アフリカの国の難易度としては、そんなに高いわけではありませんでした。

 

とはいえ、物理的にも心理的にも日本から遠く離れたアフリカ。かなり疲れました。

当時は英語が得意だったわけでもなく、ある種の孤独感もあった。

 

旅の終盤に体調を崩してしまったのもあり、

旅の帰りのEmirates航空の機内では呻いていましたが、

夕暮れに近い房総半島を見下ろしているときに、

「Best hits 90's」という邦楽のプレイリストの最後を飾る、

Can you celebrateが流れてきて、

それで涙ぐんでしまったのを覚えています(今振り返ると情けない話ですが笑)。

 

 

 

ただ、その時思ったのは、自分って孤独でも平気なんだな、ということでした。

 

ザンビアではJICAの協力隊の方々と飲んだり、

宿で仲良くなった日本の旅人の方と飲んだり、

 

そんな時間を楽しんだりもしましたが、

成田からのフライトや、ルサカからリビングストンへの6時間のバス移動の間なんかも、

全然寂しくもなんともなく、むしろ気楽でいいな、とだけ思っていました。

 

このザンビアを皮切りに、一人旅を多く重ねる中で、

 

きっと自分は一人でも平気、

 

どころか、

 

一人で生きるべきなんだろうな、

 

と思うようになっていったのでした。

 

続きます。