なんと半年も間が空いてしまいましたが、前回の続きです。
あらすじ:
大学進学で首都圏に出て、1年の英国留学を挟みつつ、ずっと首都圏で過ごしてきた私は、
転職のタイミングや休暇を利用して海外の旅を重ねたり、
人脈を広げて色々な方にお会いするなどして、
世界を広げ続けました。
しかし、最初の海外旅から10年経った今、富山戻るという選択 - 旅を終わらせる決意をしたのでした。
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始めてサハラ以南のアフリカに行ったのは、
2012年2月のザンビアでした。
チョベ国立公園にて
ザンベジ川クルーズ
チョベ川
ザンビアは比較的治安も安定していますし(良くもなかったですが)、英語も通じる。
日本語で得られる情報が乏しかったくらいで、
今振り返ると、アフリカの国の難易度としては、そんなに高いわけではありませんでした。
とはいえ、物理的にも心理的にも日本から遠く離れたアフリカ。かなり疲れました。
当時は英語が得意だったわけでもなく、ある種の孤独感もあった。
旅の終盤に体調を崩してしまったのもあり、
旅の帰りのEmirates航空の機内では呻いていましたが、
夕暮れに近い房総半島を見下ろしているときに、
「Best hits 90's」という邦楽のプレイリストの最後を飾る、
Can you celebrateが流れてきて、
それで涙ぐんでしまったのを覚えています(今振り返ると情けない話ですが笑)。
ただ、その時思ったのは、自分って孤独でも平気なんだな、ということでした。
ザンビアではJICAの協力隊の方々と飲んだり、
宿で仲良くなった日本の旅人の方と飲んだり、
そんな時間を楽しんだりもしましたが、
成田からのフライトや、ルサカからリビングストンへの6時間のバス移動の間なんかも、
全然寂しくもなんともなく、むしろ気楽でいいな、とだけ思っていました。
このザンビアを皮切りに、一人旅を多く重ねる中で、
きっと自分は一人でも平気、
どころか、
一人で生きるべきなんだろうな、
と思うようになっていったのでした。
続きます。