雑記 - 2020年7月 | Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

10年以上定期的に世界を旅しています。それらの旅の記録を写真と共に残しています。2024年3月現在渡航国と地域は65。

7月になりました。

先週末は大学時代の同期たちと新宿に集まり、「密」を避けてオープンテラスのバーガー屋で食事をした後、これまた「密」を避けて新宿御苑を散歩しました。

 

Z6 + 24-70 f2.8S

水平が微妙にとれなかった…写真は同期の一人と、最近生まれたその息子。

新宿御苑は緑が深く清々しかったです。

 

 

 

1~2か月に一回は集まっていたメンバーですが、コロナのため、これが本当に久しぶりの集まりでした。

この都内における感染者数の再度の増加傾向においても、今のところ、政府は先の緊急事態宣言のような「法的根拠を伴った要請」の発出には至っていませんし、報道を見る限りは再度の緊急事態宣言には慎重な姿勢のようですが、再度の緊急事態宣言に至らなくても、状況悪化の兆しが見えたらまた「不要不急の外出」を控えるつもりです。

 

ということで場合によっては次はまたもっと先になるんだろうな、と思いながら半日を一緒に過ごしました。

 

 

 

先行きが不透明な時勢です。

 

没落。

コロナが無くても消費税の増税と世界経済成長の後退で景気が控えめに言って最悪だった日本。政府によるコロナ関連の景気対策では、これまでの路線を考えると異例とも言える積極的な財政出動がなされましたが、今後の舵取りを誤ると、1929年の大恐慌後においても緊縮路線を貫いて深刻な大不況に陥った歴史をなぞることになる可能性も低くないと考えています。

 

分断。

2011年の東日本大震災の時には見られた相互の助け合い・励まし合いの空気と違い、このコロナ下においては、「自粛警察」などといった言葉に象徴されるような攻撃的な空気が社会を包んでいるように思います。政府や専門家委員会に対しても、エールを遥かに超える数の批判が飛び交いました。この10年においても、所得格差の増大をはじめとする、連帯の弱まりの兆しはあったように思うのですが、このコロナ沙汰が、世界が驚嘆した日本の一体感の解体を加速するのでしょうか。

 

 

 

不安を拭うため、3月からずっと、「羅針盤」を求め、色々な本を読み漁っていました。

しかし、どんな角度から「今日」を見ても、予測される将来シナリオの振れ幅は、地獄から最悪の間くらいにしかならない。かなり久しぶりの内省的な時間の中で、悶々とした気持ちを拭うことができず、不安が心を覆い、ある種の諦念が常に付きまとっていました。

 

 

 

そんな中、気の置けない友人たちとの時間は明るい時間になりました。

まぁいっか、とりあえずみんな元気そうだったし。あんまり難しいこと考えなくても良いや、なるようにしかならないし。

そんな気持ちになる時間もまた、この厳しい時代を生きるのに重要だと思ったのでした。

 

 

 

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以上とりとめのない雑記でした。

夏は山に登りまくる予定ですが、軽さが期待されるエントリーフルサイズのNikonのZ5が楽しみなところ。

コロナ明けにはまた海外も旅するつもりですが、その時に備えてカメラ機材を整えていきたいと思います。

皆様も感染には気を付けてお過ごしください。