スポーツ報知は・・・こう語っている
権田猛省「あれは止めなきゃ」ＮＺ戦に続き土壇場失点…Ｆ東京
◆Ｊ１第１８節 鳥栖１─０Ｆ東京（１４日・ベストアメニティスタジアム） 五輪代表の守護神、Ｆ東京の権田修一 （２３）はアウェー鳥栖戦で後半４２分に失点。出直しを誓った。
反省するしかなかった。Ｆ東京のロンドン五輪代表ＧＫ権田は０―０の後半４２分、鳥栖のＭＦ藤田のＦＫをＦＷトジンに頭で決められた。
後半ロスタイムに失点した五輪壮行試合のニュージーランド戦（１１日）に続き、またも終了間際に完封を逃した。五輪出発前最後のＪリーグで置き土産の白星をもたらすことができず「自分はシュートを防ぐためにいる。あれは止めなきゃいけなかった」と潔く自らを責めた。
“無敵艦隊”を止めなければならない。２６日の五輪初戦では、史上初の欧州選手権連覇を達成したスペインと激突する。欧州選手権優勝メンバーからも、ＭＦマタら３人が五輪メンバーに選出されるなど破壊力は抜群。１次リーグ突破の鍵を握る初戦で土壇場の失点だけは絶対に繰り返してはならない。「１点も取られないということを、本当にしっかりと考えてやらないといけない」と権田は絞り出した。
悔しい敗戦で五輪前最後のリーグ戦を終えたが、１６日未明には英国へ向かう。下を向いている暇はない。「負けたから気分良く行けるわけじゃないけど、引きずっていても仕方ない。次の試合に失点ゼロができるように、練習から高い意識でやりたい」。悔しさを糧に、ロンドンでは完封を続け、日本をメダルへ導く。