上田淳の近況報告 -4ページ目
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平成17年 同門会誌近況報告「聞かせてあげて、ヒップホップな済生会大牟田武勇伝

近況報告(病院だより)および特徴(?)

「聞かせてあげて、ヒップホップな済生会大牟田武勇伝…伝説ベスト10

  済生会大牟田病院 整形外科    上田 淳

当院へ今年の6月から赴任された染矢晋佑先生は、着任が決まった済、前任の永島由紀子先生からの「大当たりですよ」とのお勧め通り、大変仕事熱心で、患者さんやスタッフにも優しく、遅刻も今まで一回のみ、さらにはE.Y.先生と違い手術記事作成も早く、百人力の大活躍で頑張ってくれています。欠点といえば方向音痴位で、たまに病院内で迷子になり、「ナビが無いと駄目です」と落ち込んでいます。

そんな彼は今どきのイケメン系で、速水イマイチ(もこみち?)とか、スッとぼけた坂口憲二とか、関口宏の息子に似てるとか似てないとか言われています。一部の例外を除き、多くの女性職員、患者様からも大人気で、染矢先生の外来診察室には担当でない看護婦さんも数人寄って来ます。担当の人すらいなくなり、関節内注射等の際、中廊下に出て大声で「カ!ン!ゴ!フ!サ!!ン!!」と呼んでも誰も来てくれない私の外来とは好対照です。

そんな天国あるいは修羅場の整形外科外来ですが、来んでもいいかと思われる患者様も含め、やたらの千客万来で、ひどい時は診察待ち時間が3~5時間にも及んだ為、外来看護婦さんからの大反対(予約取りの窓口・電話対応が大変)を押し切り、この4月から10分に一人の枠で完全予約制を導入しました(オーダリングシステムが院長先生の反対でまだ導入されていない為、手作りで)。今の所、順調に行く時は予約時刻のon time ~1時間内外で診察が可能になっています。当日新患枠も設けてはいますが、午後からの手術が立て込んでいる日は、朝10時頃には予約以外の診察をストップしないといけない場合もあります。大学医局から非常勤医師も派遣して頂けるようになり、外来診察での患者様のニーズに応える事に、また症例の増加に役立っており、深く感謝致しております。また、非常勤の先生も患者様、看護婦からの評判が大変良く、これはひょっとして私の評判が悪い事の裏返しか?と今気付きました!反省させられます。

染矢先生の身長は185cmの坂口憲二を超える187cmもあり、済生会大牟田病院ミニモニの一員、永島先生の必需品であった手術室の足台は、今や私の必需品となっています。「あんまり必要じゃないけど…」と言い訳しながら手術室の看護婦さんから足台を入れてもらう時は、軽くヤバイ屈辱感を覚えざるをえません。そんな、私より少しだけ背の高い染矢先生は肩、股、膝の人工関節、脊椎手術をはじめこの5ヶ月間で100例近い術者経験をこなされ、整形外科医としても新たな高みを目指して研鑽を積んでおられます。また、夜も色んな症例の術者としてご活躍されていると言う変な噂が一部で広まっているようですが、私はそんな事はない筈だ、と信じておりません。

手術件数も当初の目標でした年間200件を超え、とあるところから大牟田地区の整形外科で最多になったとの未確認情報が入っています。あとは更なる充実を目指しマンパワーの増強を画策しております。刺客募集中です!

九州地区には済生会病院が12施設あり、毎年5月頃に親善ソフトボール大会が持ち回りで開催されます。17年前に鶴田先生の下、赴任させてもらっていた以前の国立療養所三角病院が、今年から済生会病院として参加となり、感慨浅いものがありました。小泉改革の美名のもと、さらに厳しくなっていきそうな環境の医療界で生き残っていくのは、公立病院よりも恩賜財団・社会福祉法人として税金のかかりにくい済生会のような病院かもしれません。ちなみに今年も当院は毎月黒字を続けています(給料は上がっていませんが)。

40歳以上の男性は一人、四人以上出場の女性枠に入れるルールで、私も最近は赤リボン目印付の選手として参加を続けて来ました。当院はここ数年は勝利から遠ざかっており、前夜祭での宴会芸、深夜まで続く二次会に全力投球する事が恒例でしたが、今年は有望な投手が加入し、まずは道具からと一本3~4万円するバットも購入し、俄然やる気モードに変身しました。一試合目は0対0が続き、最後は2アウト・ランナー2塁で、私へのセンターライナーをお手玉しながらの捕球でハラハラ、ドッキリの引き分け、当たり印入り割り箸を選手各々九人が引き合う抽選になりました。しかし我がチームは前夜、王様ゲームで練習は十分に済ませており、余裕の抽選勝ち上がり! 二試合目は私の二打席連続ヒット等で?楽勝でしたが、三試合目はこれも毎年恒例になっている私の足の肉離れで、守備に着けなくなり、代役が大きな穴となり負けてしまい、Bグループ準優勝となりました。ちなみにAリーグ優勝の常連、国体選手まで数人?いる熊本病院(クリティカルパスのメッカ)は全国大会でも優勝し、宇津木ジャパンかと見間違う程で、半端じゃありません。

来年の済生会九州地区Aリーグ昇格を目指し、大牟田市のソフトボールリーグにも参加するようになり、この十月まで数試合こなしました。人数が足りず、リトルリーグ野球ではエースでキャプテンだったとの触れ込みの染矢先生も参加してもらいましたが、戦力としてより、珍プレーによるお笑いでの貢献が印象的でした。本人は「大学生時代、泥酔してガラス戸にぶつけ多数切断した右手の腱の手術(A.A.先生から受けた)の後遺症が…」と言い訳をしていました。凄い、凄すぎるよ、染めチャン!

 その済生会ソフトボール大会に備え、また染矢先生のレベルには遠く及びませんが、夜にハードなプレイ等の眼鏡を外して勝負に出ないといけない事態も万が一、あるかもと考え、一念発起し今年の春先に、近視へのレーザー手術を受けるべく眼科を受診しました。検査中、女性職員が首をかしげながら「もったいない様な気が…」と小声で呟く言葉に、物を大切にの戦後派?でリサイクルの帝王を自認する私は敏感に反応してしまいました。その後、眼科院長から、「手術で近視は良くなるけど、多分その日から老眼鏡が要りますよ、どうします? あと十歳若ければ…」と言われ、意味無いじゃん!と撤収致しました。

 朝、顔の皮膚についた寝癖がいつまでもとれないなと思えば、実は皺だったとです。さらに、増えていくのは血圧やγ-GTPの数値、抜けていく髪の毛の本数ばかりです。風呂場の排水溝がやたら詰まるとです…(ヒロシです…)。そういえば私の敬愛する熊本市Aクリニック院長のM.K.先生は、先日お逢いした際、目に見えて頭髪がご不自由になって来られている様子で、「あのT.Y.先生(S記念病院)は本当に尊敬するよ、彼の生え際の(土俵際一杯での)踏み止まり方は驚異的だよ!」と羨んでおられました。私もT.Y.先生を尊敬する日が来ないことを願うばかりです。以上、武勇伝・武勇伝・武勇伝伝伝で伝、でした。染めチャン、カッコイーー!

【整形外科ベッド数】 42.6ベッド/日 (平成17年4~9月の平均)

 但し他科のベッドにはかなり空きがあり、更なる増加可能です。

【1ヶ月の整形外科外来の新患および再来患者数】

 total: 3723名(平成17年4~9月の平均)

 その内、新患数は約160名

【学会発表】

Ueda Jun : Some Problems with Deep(Over) Reaming at Acetabulum (in THR).

Third Asia Pacific Orthopaedic Symposium 2004 (APOS),

June 1 - 5,2004. Honolulu, Hawaii  

平成18年12月、同門会誌近況報告「大奥、華の乱 第二章」

近況報告(病院だより)および特徴(?)

「済生会大牟田病院 大奥、華の乱 第二章」

                   上田 淳

日本国の巨額なる財政赤字を背景に、改革の美名のもと費用削減を迫られる医療界は、病院枯らしが吹き荒ぶ、冬の時代に入りつつあるようでございます。

 済生会大牟田病院整形外科における、先の第六代副将軍、染弓晋乃佑様(仮称)は、稀代の(好?)色男であらせられ、当院大奥の女娼からも絶大な人気を集めておいででした。しかしその裏では、大奥各部署において、晋乃佑様を巡る、女と女の意地を賭けた血みどろの闘いが繰り広げられていたと聞き及んでおりまする。中には道ならぬ恋に身を焦がす沙汰もあったとの由。その好色男様が三月末で済生会大牟田を去るにあたり、この大奥では、後追いの自害者や、移転先である黒田藩博多の地へついていく者が出る事も危惧されましたが、それらの乱を乗り越え、うたかたなる春の平穏が訪れたのでした。

四月より第七代副将軍に赴任された前田和政殿(戦国武将の名前っぽいので、そのまま本名で)は、平成の改革に着手されました。手始めに【長期入院生類(症例)哀れまないの令】を断行され、「済生会病院だけが頼りです…」と数カ月に渡りリハビリで入院されていた爺様、婆様達は介護施設等への流刑に処せられたのです。お陰で空床が目立つようになり、四月の医療費減額改定も併せ、当院経営も赤字決算の月が増えつつありまする。また術後創処置に際しましては、イソジン等の消毒薬を御法度品に制定されました。整形外科病棟の奥女中取締(婦長)は「今までの副将軍の世と比べ、術後感染に苦しむ民衆が増えたと存じまする」との嘆きを漏らしておりました。

お二人をはじめとする、代々の優秀な副将軍様達の多大なる貢献により、当院整形外科は年ごとに手術症例数等の成績を伸ばしつつあり、福岡県南地域では大牟田市立総○病院や天領○院(旧・三井病○)等に勝り、戦国の世を制する勢いでありまする。しかし他院と比べ医者の数が不足しており、昨年から開始しました整形外科外来予約制(一部の患者様には大好評)もパンク寸前の状態となっておりました。大学医局にも医師の増員をお願い申し上げ奉りましたが、昨今の研修医制度改悪も影響しましてか、勤務医不足の折、無理とのお話でした。当院院長、事務長とも相談し、ドラフト枠の拡大が困難ならば、ポスティング・システム(民間の医師リクルート)を活用することに致しました。

運良く、慕酢豚赤靴下軍のように六十億円も使う事なく、当院へ来てもらえる医師がみつかり、この十月からは悲願の整形外科医三人体制へと相成りました。北海道大学を平成七年に卒業後、故郷の山口県へ帰られ、九月までは小郡第○総合病院におられた、白倉祥晴(しらくらよしはる)Drが加わりました。関節外科、スポーツ整形外科を中心に仕事をされてきており、早速当院でも活躍し始めておいでです。こういった移籍の場合には背景と致しまして、異性絡みの泥沼から抜け出す為とか、移植用の臓器売買に手を貸しただとか、青少年少女保護条例に引っ掛かりそうとか、「ランボー3(上肢機能再建法)」で有名な前の上司である土○院長先生と大喧嘩したとかが考えられますが、そんな忌まわしい過去は全くお持ちで無い様でございます。凄く真面目な上に、優しく、腕もたつ先生で、来てもらえた事が夢なら醒めないで、と感謝しておりまする。

 そんな当院ですが、長年来浮かんでは消えていたオーダリングシステム導入がいよいよ本決まりとなり、しがない管理職は会議会議の毎週です。病院機能評価では注射指示・観察記録用紙を残す必要があり、二度手間となる為、注射のオーダリングを中止に追い込んだり、栄養部のコンピューターと整合しないので食事オーダーが伝票制のまま残ったりと、はたして億をはたいてまで導入する意味があるのか無いのか判らなくなりつつありまする。どちらにせよ無駄な事務仕事量が増えるのは確実なようです。

 将軍(部長)とは名ばかりに追いやられた上(田)様は、「美味でござりまするー」の宴は以前よりは控えめになされてはおいでですが、日頃のコンビニ買い食い生活と南方伝来品の芋焼酎大量摂取が祟られたのか、当世の流行り病、メタボリック・シンドロームとやらの恐怖におののかれ、床や炬燵に臥しがちでございます。流出しました上様の個人情報によりますと、γ-GTP(正常値;16-73 ;117, 中性脂肪(34-143); 216, 尿酸(3.6-7.0);6.9、体脂肪率;23%との事です。日本整形外科学会での蹴球大会参加を目指しての蹴鞠の練習が減っている(当科第二代副将軍であらせられた蹴球部取締T中先生の鬱状態再発の為か?)のが影響しているのかもしれません。最近はメタボリック病を克服されるべく、またAリーグ昇格を果たした済生会病院九州地区ソフトボール大会での来年度の活躍を夢見て、「銀の龍の背に乗っーてー♪」と口ずさみながら、母用自転車通勤に励まれたり、佐賀市や牛津町の大衆用室内遊泳場、北部野球打撃練習場にお忍びで出没しておいでです。

はたして、次の世はどうなりますことやら…

【整形外科ベッド数】 37.3ベッド/日 (平成18年4~9月の平均)

 但しベッドにはかなり空きがあり、更なる増加可能です。

【1カ月の整形外科外来の新患および再来患者数】

 total: 3319名(平成18年4~9月の平均)

 その内、新患数は約160名

平成19年12月、同門会誌近況報告

済生会大牟田病院の「不都合な真実」/近況報告(病院だより)

                              上田 淳

 夏,甲子園での佐賀北高によるガバイ旋風~優勝に続き,この初冬,武雄でのSND整形外科での人違い発砲射殺事件で全国の話題を集めている佐賀県ですが,当院整形外科にも全国ニュースのスポットライトを浴びる危機が迫っていたのでした。

 秋の初め頃でしたか,開業医のHR先生から,「腰椎椎間板ヘルニアの男性患者だが,NGT整形外科で硬膜外ブロック等を何回も受けているが良くならないので手術はどうか」と紹介して頂きました。MRIでもヘルニアかなり大きく,理学所見とも一致し,痛みもかなりひどく,日常生活も困難で,手術した方が良さそうな症例でした。患者さんにも「近いうちに入院して手術しましょうか」とお話ししました。ただ,診察時に患者さんの皮膚に色とりどりの模様が入っておられ,少し嫌な予感がしておりましたが,説明で待合室に行った看護婦さんが青ざめて帰ってきて,「患者さんが診察室から出たらすぐに,防弾チョッキを着た柄の悪そうな若い衆が5~6人で取り囲みガードしていた,とんでもない人に違いない」と訴えたのでした。

 後ほど入ってきました情報によりますと,その患者さんは,九州最大のチョー恐い団体であるDJ(ディスクジョッキーの親睦団体ではありません)との間で,福岡や佐賀,熊本県において血で血を洗う抗争を繰り広げている九州SD会(本部は大牟田市のMRKM一家)の最高幹部の方でした。噂によりますと,この夏にトップの組長を射殺されたDJ会では,SD会の幹部連中は全員タマ(金色でなく命)獲ってやる!」との激しい方針を打ち出している,との事でした。

 その後,患者さんの弁護士の方から「すごく痛がっているので早く入院,手術をお願いしたい」と連絡を受け,裁判係争(収監)中である患者さんの担当検事の方から「警護に警察官をつけるのでよろしく」とのお話でした。極秘裏に偽名で入院して頂き,個室に鍵かけて面会謝絶で対応しようかと考え,当院の院長に何回か相談しましたところ,「いい事無いから兎に角断ってくれ」とのお達しでした。忍びなかったのですが,弁護士さんに院長の考えをお伝えし,他を当たってもらう事としましたが,「大牟田市内はSD会といえども手を出せないので、安全で大丈夫なんですがね,,,」と小言を言われました。

 しかし!この1124日にはこの大牟田市内のやはり整形外科系のKNYK病院玄関近くでSD会幹部の別の組長が射殺され,「大牟田,恐るベシ」を全国にまたしてもアピールしてしまいました。全然,安全で大丈夫じゃ無かったです。あやうく当院が抗争の主戦場となるところでした。同門会誌で年に一回のご挨拶なら未だしも,マスメディアで皆様のお目にかかりませんよう注意致します(公私共に)。今回の騒動で「タマには院長の言う事を聞いた方が良い」との金科玉条を得たのでした。

 さて,そんな良心の固まり,従順なシモベでありますこの私ですが、5月にありました恒例の済生会九州地区ソフトボール大会では,Aリーグ残留のかかった大一番でツーラン本塁打&決勝の三塁打を放つ自分でも驚きの大活躍!チームのMVP?に選ばれ,早くに今年の目標を達成してしまい,その後は酒に溺れるメタボな日々を過ごしております。現在、体重5%増量キャンペーン中です。どげんかせんといかんとです!

 病院では相変わらずの副医局として,医局スペースでつけっぱなしの電灯やパソコン、冷暖房等を消して回ったり,ゴミの中から紙やペットボトルを分別しリサイクルに出したり,一人で地球温暖化と戦っています。但し自宅では,飲酒後爆睡して,朝までコタツ,照明つけたままの事が多く,他人に厳しく自分に甘い性格はそのまんま、です。

 四月から当院で勤務してもらっています野崎修先生は,出身が大牟田であり,「大牟田の夜の世界を牛耳るために帰ってきた」との風の噂もありましたが,デマだったようで,「胡蝶蘭」とかいった名前の行きつけの夜のお店も無く、朝から夕の病院のお仕事をたいへん真面目にこなされ,整形外科外傷治療を中心に,当院の大半の手術症例を手がけ、その成否は彼の双肩にかかっています。野崎先生の院外行動に関しましては謎のベールに包まれており、「大牟田ではおとなしく頑張っている、とだけ書いて」とのご希望でしたので、これ以上の記載は控えさせていただきます。

 命の保証は致しますので、何卒、済生会大牟田病院を、今後とも宜しくお願い申し上げます。

【整形外科ベッド数】40.5床(5階病棟49床は占有使用可能です)

【1ヶ月の外来の新患患者数】87.7人(他科通院中の当科新患は含まず)

【1ヶ月の外来の再来患者数】3007人

(上記データは平成1810月~平成19年9月の平均です)


平成20年12月、同門会誌近況報告

近況報告 2008年11月  

済生会大牟田病院                    上田 淳 

 10月までに全国民の加入者に送られてくるはずの年金特別便が,11月下旬になっても院内ではまだ私のとこだけ届かず,この未曾有(みぞゆう?)の事態に,近づく老後への不安に苛まれる日々です。厚生労働省の元事務次官に恨みを持つ者として捜査線上にリストアップされていたのではと心配でしたが,私が犯行声明を出す前に,佐賀大8年で中退の小泉容疑者が自首してしまい,ちょっと拍子抜けです。

 炭坑閉鎖後,長期低落傾向のここ大牟田市は,ついに人口が13万人を切ってしまい,高齢化率は日本トップクラスで,市の財政赤字は夕張の一歩手前で、迫りくる百年に一度の世界大恐慌の一歩先を進んで?いますが,マイナス成長に転じた日本経済と歩調を合わせるようにうちの病院の月毎収支報告も黒字・赤字を行ったり来たりしています。地方公立病院は全国的にも破綻が相次ぎ,大牟田の市立総合病院も人件費削減や経営委譲問題でゴタゴタしているようですが,当院は今のところ健全経営のようです。当院整形外科もお年寄りを中心に多くの患者さんに来て頂き,医師一人当たりの入院・外来患者数は他科を凌駕しています。

 そんな当科を支えるのは毎年,佐賀大医整形外科医局から派遣して頂いている優秀なDoctorのお歴々です。中でも今年4月からの角田憲治先生(愛称;ダーツノ)はかなりのVIPなようで,部長である私の勤務への取り組みを踏襲(ふしゅう?)してくれており、外来担当日でない日はかなりの社長出勤をされているようで、病棟や外来の婦長さんからは「どこまで偉いのか…」と尊敬を集めています。ダーツノ先生得意の手の外科の分野では、撓骨遠位端骨折への新たな掌側プレートで手術した症例を集め、次回の日本手の外科学会で発表し、済生会大牟田病院の名前を日本中に轟かせる!?と息巻いてくれています。また、片隅で埃を被っていた顕微鏡を引っ張り出して神経の縫合や剥離の手術をしたり、九州で二番目になる新しい人工肘関節の手術を企画したりと大活躍です。その人工肘の手術の際には、大学から園畑素樹大先生に来て頂きましたが、その大先生に向かって「骨セメントの使い方がなってない!使った事があるのか?」と苦言を呈すなど、神をも恐れぬ行動をされ、改めてダーツノ先生の偉大さを再確認しました。新医局長に就任するのではとの噂の大先生から、シベリアとかアフガニスタンとかに派遣される事になりはしないかとちょっと心配です。整形外科専門医試験も近づいているようですが、某○○先生のように試験前に「大村湾サービスエリア、衝撃の熱愛デート発覚!」等の事件も起こさず、お勉強にも取り組まれているようです。

 さて、私の方ですが、一年前からかなりの不幸に陥りまして、彼氏のいない独身看護師さん数名と共に「不幸教」を結成し、他の幸せそうなカップルに不幸が訪れるよう祈りを捧げる、チョー後ろ向きな教義を広めようとしましたが、整形外科病棟やリハビリ部門はこの秋、結婚式等のオメデタが相次ぎ、私は数回、主賓挨拶をやらされる羽目になり、教団はこれといった成果を上げることが出来ませんでした。一番不幸な看護師が忙しい他の病棟に不幸にも移動になり、今や解散の危機です。

 私の祖母、父が以前大腸癌を患い、一年前からの不幸の連鎖で、きっと私も末期の大腸癌になっているに違いないと確信し、娘にもたまにしか会えないこともあり、「風のガーデン」の中井貴一になりきっていましたが、先日受けた大腸の内視鏡検査ではたいした異常は見つかりませんでした。やっぱドラマみたいにはいきません。11月から自宅近くの「ゆめタウン」に(むっちゃ)ホリデースポーツクラブがオープンし、病棟のメタボなナース数名とグループ会員になりました。いつの日か幸せが訪れるまで健康でいようと決意し、ほぼ毎日、かなり頻繁(はんざつ?)に通っています。一日2kmは泳いでいるので、この一ヶ月では、イベントとかで忙しいはずの北島康介より長い距離こなしているかもです。しめに菊池温泉のお湯と言い張っている露天風呂に入り、「なんも言えねー、チョー気持ちいい!」って日々です。

 この3月末からは大牟田と大川を結ぶ有明沿岸道路が開通し、平成21年春には地盤沈下で工事が延期になっていた沿岸道の「矢部川大橋」も完成し、以前と比べ佐賀と大牟田は10分ほど近くなります。将来は鹿島と熊本への延伸が計画されています。

K記念病院による、当院整形外科の白倉祥晴Dr強奪計画?は暗礁に乗り上げつつあるようですが、もし大学からの派遣が無くなりますと当院の経営基盤が大きく揺らぎ、整形外科は廃業の危機を迎えることになりかねませんので、暴力団の抗争も下火になりつつあり、戦闘地域ではない済生会大牟田病院を、これからも是非、宜しくお願い致します。

P.S. これからの一年、同門の皆様やご家族に不幸が訪れないようお祈り申し上げます…

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