平成20年12月、同門会誌近況報告 | 上田淳の近況報告

平成20年12月、同門会誌近況報告

近況報告 2008年11月  

済生会大牟田病院                    上田 淳 

 10月までに全国民の加入者に送られてくるはずの年金特別便が,11月下旬になっても院内ではまだ私のとこだけ届かず,この未曾有(みぞゆう?)の事態に,近づく老後への不安に苛まれる日々です。厚生労働省の元事務次官に恨みを持つ者として捜査線上にリストアップされていたのではと心配でしたが,私が犯行声明を出す前に,佐賀大8年で中退の小泉容疑者が自首してしまい,ちょっと拍子抜けです。

 炭坑閉鎖後,長期低落傾向のここ大牟田市は,ついに人口が13万人を切ってしまい,高齢化率は日本トップクラスで,市の財政赤字は夕張の一歩手前で、迫りくる百年に一度の世界大恐慌の一歩先を進んで?いますが,マイナス成長に転じた日本経済と歩調を合わせるようにうちの病院の月毎収支報告も黒字・赤字を行ったり来たりしています。地方公立病院は全国的にも破綻が相次ぎ,大牟田の市立総合病院も人件費削減や経営委譲問題でゴタゴタしているようですが,当院は今のところ健全経営のようです。当院整形外科もお年寄りを中心に多くの患者さんに来て頂き,医師一人当たりの入院・外来患者数は他科を凌駕しています。

 そんな当科を支えるのは毎年,佐賀大医整形外科医局から派遣して頂いている優秀なDoctorのお歴々です。中でも今年4月からの角田憲治先生(愛称;ダーツノ)はかなりのVIPなようで,部長である私の勤務への取り組みを踏襲(ふしゅう?)してくれており、外来担当日でない日はかなりの社長出勤をされているようで、病棟や外来の婦長さんからは「どこまで偉いのか…」と尊敬を集めています。ダーツノ先生得意の手の外科の分野では、撓骨遠位端骨折への新たな掌側プレートで手術した症例を集め、次回の日本手の外科学会で発表し、済生会大牟田病院の名前を日本中に轟かせる!?と息巻いてくれています。また、片隅で埃を被っていた顕微鏡を引っ張り出して神経の縫合や剥離の手術をしたり、九州で二番目になる新しい人工肘関節の手術を企画したりと大活躍です。その人工肘の手術の際には、大学から園畑素樹大先生に来て頂きましたが、その大先生に向かって「骨セメントの使い方がなってない!使った事があるのか?」と苦言を呈すなど、神をも恐れぬ行動をされ、改めてダーツノ先生の偉大さを再確認しました。新医局長に就任するのではとの噂の大先生から、シベリアとかアフガニスタンとかに派遣される事になりはしないかとちょっと心配です。整形外科専門医試験も近づいているようですが、某○○先生のように試験前に「大村湾サービスエリア、衝撃の熱愛デート発覚!」等の事件も起こさず、お勉強にも取り組まれているようです。

 さて、私の方ですが、一年前からかなりの不幸に陥りまして、彼氏のいない独身看護師さん数名と共に「不幸教」を結成し、他の幸せそうなカップルに不幸が訪れるよう祈りを捧げる、チョー後ろ向きな教義を広めようとしましたが、整形外科病棟やリハビリ部門はこの秋、結婚式等のオメデタが相次ぎ、私は数回、主賓挨拶をやらされる羽目になり、教団はこれといった成果を上げることが出来ませんでした。一番不幸な看護師が忙しい他の病棟に不幸にも移動になり、今や解散の危機です。

 私の祖母、父が以前大腸癌を患い、一年前からの不幸の連鎖で、きっと私も末期の大腸癌になっているに違いないと確信し、娘にもたまにしか会えないこともあり、「風のガーデン」の中井貴一になりきっていましたが、先日受けた大腸の内視鏡検査ではたいした異常は見つかりませんでした。やっぱドラマみたいにはいきません。11月から自宅近くの「ゆめタウン」に(むっちゃ)ホリデースポーツクラブがオープンし、病棟のメタボなナース数名とグループ会員になりました。いつの日か幸せが訪れるまで健康でいようと決意し、ほぼ毎日、かなり頻繁(はんざつ?)に通っています。一日2kmは泳いでいるので、この一ヶ月では、イベントとかで忙しいはずの北島康介より長い距離こなしているかもです。しめに菊池温泉のお湯と言い張っている露天風呂に入り、「なんも言えねー、チョー気持ちいい!」って日々です。

 この3月末からは大牟田と大川を結ぶ有明沿岸道路が開通し、平成21年春には地盤沈下で工事が延期になっていた沿岸道の「矢部川大橋」も完成し、以前と比べ佐賀と大牟田は10分ほど近くなります。将来は鹿島と熊本への延伸が計画されています。

K記念病院による、当院整形外科の白倉祥晴Dr強奪計画?は暗礁に乗り上げつつあるようですが、もし大学からの派遣が無くなりますと当院の経営基盤が大きく揺らぎ、整形外科は廃業の危機を迎えることになりかねませんので、暴力団の抗争も下火になりつつあり、戦闘地域ではない済生会大牟田病院を、これからも是非、宜しくお願い致します。

P.S. これからの一年、同門の皆様やご家族に不幸が訪れないようお祈り申し上げます…