
2026年2月13日付 SNEPシングル&アルバムチャート
※SNEP:Syndicat national de l'édition phonographique(フランス全国音楽出版組合)
【シングルチャート】
1 Melodrama - Disiz, Theodora
2 B.M.S.(By my side) - Rambo Goyard
3 DtMF - Bad Bunny
4 Mon bébé - RnBOi
5 Love You - Nono La Grinta
6 Avec moi - RnBOi ft. Nono La Grinta
7 Nuevayol - Bad Bunny
8 Golden - KPop Demon Hunters Cast
9 Parisienne - Maître Gims,La Mano 1.9
10 Spa - Maître Gims, Théodora
【アルバムチャート】
1 DeBÍ TiRAR MáS FOToS - Bad Bunny
2 Clair Obscur:Expedition 33 (Original Soundtrack) - Lorien Testard
3 Le Nord se souvient:L'Odyssée - Maître Gims
4 M.I.L.S.4 - Ninho
5 Méga BBL - Théodora
6 Pyramide 2 - Werernoi
7 KPop Demon Hunters - KPop Demon Hunters Cast
8 Et si j'échoue - Bouss
9 TP sur TP - JuL
10 Diamant noir - Werenoi
DisizとThéodoraの「Melodrama」は18週連続のシングル1位。いったいどこまで続くのでしょうか?
今週のアルバムチャート1位はプエルトリコ出身の31歳。「ラテン・トラップのキング」ことBad Bunny(バッド・バニー)のグラミー賞受賞アルバム「DeBÍ TiRAR MáS FOToS(もっとたくさんの写真を撮るべきだった/スペイン語)」でした。フランスでは発売後約1年で初の1位です。シングルチャートでも今週、その収録曲が3位(「DtMF」アルバムタイトル「Debí Tirar Más Fotos」のイニシャル)と7位(「Nuevayol」ニューヨークのスペイン語読みNueva Yorkの省略形)に入っています。
アルバム2位。フランスの作曲家Lorien Testard(ロリアン・テスタール)が手がけた「Clair Obscur:Expedition 33」は、フランスで製作されたRPGゲーム『Clair Obscur:Expedition 33』の2枚組サウンドトラック盤です。ゲームは2025年4月24日に発売され、セガが発売元の日本語版もあります。内容は女性キャラクターが加わった「遠征隊33(Expedition 33)」が19世紀末ベル・エポック期のフランスの明と暗、善と悪が交錯する憂鬱でゴシックな世界観の中で、ひたすらに戦いを繰りひろげるというもの。ミレーヌ・ファルメールのPVがお好きな方にはおすすめのゲームでしょうか?
タイトルの「Clair Obscur(クレール・オスクール)」とはフランス語起源の美術用語で、日本では「明暗法」と訳される絵画技法です。強い光と暗い影を対比させてドラマティックな立体感を表現する、と言えば誰もが思い浮かぶ画家は17世紀のオランダで活躍し、代表作「夜警」などでひろく知られるレンブラントでしょうか?
ロリアン・テスタールは1994年7月生まれの31歳。ギター教師をしながらゲーム音楽の作曲活動を続けていましたが、2020年にモンペリエにあるゲーム開発会社Sandfall Interactiveの目にとまってこの作品のサウンドクリエイターに抜擢されました。150曲以上、8時間に及ぶ大作は2025年10月に「World Soundtrack Awards(WSA)」のゲーム部門最優秀賞を受賞し、2026年1月には彼自身がフランス政府から「芸術文化勲章(L'ordre des Arts et des Lettres)」の「シュバリエ(Chevalier)」を受章するという栄誉に浴しています。
ヴィクトワール音楽賞2026 主要部門の結果
フランス最大の音楽賞「第41回ヴィクトワール音楽賞(Les Victoires de la Musique 2026)」の発表・授賞式が2月13日(現地時間)、ブローニュ・ビヤンクールにあるセーヌ川の中洲、セガン島(L'île Seguin)に建つ「La Seine Musicale」で行われました。主要部門の結果についてお知らせします。
・最優秀女性アーティスト賞 Charlotte Cardin(シャーロット・カルダン)
・最優秀男性アーティスト賞 Disiz(ディジズ)
・女性新人賞 Theodora(セオドラ)
・男性新人賞 Sam Sauvage(サム・ソバージュ)
・オリジナルソング賞 Helena(エレナ)「Mauvais garçon」
・最優秀アルバム賞 Theodora(セオドラ)「Méga BBL」
今年は「女性は強し」で、男性ミュージシャンの影がちょっと薄かった授賞式でした。シャーロット・カルダンはモントリオール生まれのフランス系カナダ人、ディジズはセネガル系フランス人、エレナはベルギーの出身、セオドラはコンゴ系フランス人でスイスのルツェルンで生まれました。
なお、ギリシャのクレタ島の生まれですがフランス語でも「愛の歓び(Plaisir d'amour)」「オンリー・ラブ(L'Amour en héritage)」などのヒット曲を歌って活躍した91歳のNana Mouskouri(ナナ・ムスクーリ)に「名誉賞」が、エレクトロミュージック2人組のJustice(ジャスティス)に「最優秀コンサート賞」が、今やレジェンド級のロックバンド、Indochine(アンドシーヌ)の「Arena Tour(アリーナ・ツアー)」に「特別賞」が、それぞれ授与されました。
最優秀アルバム賞、女性新人賞をはじめ4冠を獲得した「Boss Lady(ボス・レディ)」ことセオドラと、最優秀男性アーティスト賞受賞のディジズがデュエットする「Melodrama」をお聴きください。今週もシングルチャート1位です。
Disiz(ディジズ)、Theodora(セオドラ) - Melodrama
では、また来週
À la semaine prochaine!

























