映画三昧 #1335 NEXT ネクスト(07)⭐️⭐️ | juntana325 趣味三昧

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2分先の未来が見える能力を持つ男クリスは、米国内での核爆発を目論むテロリストの捜査に協力するようFBIに迫られる。最初は渋ったクリスだが、いつも見る未来に現れる女性が事件に巻き込まれることを知り、捜査に協力することに……。「ブレードランナー」「マイノリティ・リポート」の原作者フィリップ・K・ディックの短編小説「ゴールデン・マン」をニコラス・ケイジ製作・主演で映画化。監督は「007/ダイ・アナザー・デイ」のリー・タマホリ。

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主人公クリスの超能力もさる事ながら、FBI捜査官カリーの洞察力は、不自然なくらいにキレる。彼女こそ、超能力を備えているのではないかと思うほど。(ジュリアン・ムーアは、そんな風には見えないが)クリスのありえない能力を、簡単に見抜いてしまう。そのハードルを越えると、一旦は、また自然なSFサスペンスで、ストーリーは進む。

B級作品(A級っぽい)は、多少のボロを我慢できれば、後は流れに身をまかせるのが一番。ドンパチ アクションとハラハラドキドが上手くミックスされていれば、それなりに楽しめる。これもそんな作品だと思っていた。

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ところが、最後の10分で、この作品はトンデモない方向に進む。簡単に言えばよくわからない。爆弾が爆発した時には、こんなラストは、B級映画にはないはずだ!と叫びたくなる。しかし、なぜか、最後はハッピーエンドに終わる。反則技だ。主人公と同じ2分先が読めたら、このどんでん返しがスクリーンに映る前に、席を立ったかもしれない。