【伊達さゆり】「手さぐりの旅」が好きという話。#3 | 「じゅん通信」

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今回はFebriで連載されている「手さぐりの旅」の第9〜11回の感想を書いていきます。

第9~11回、濃いです。伊達さゆりの濃度が濃い。炭酸水で割って伊達ハイボールにした方が良い。

 

過去の感想については以下に書いてあります。

▼第1~4回の感想

 

▼第5~8回の感想

 

 

本ブログの構成は以下。

■第9回:きゃりーぱみゅぱみゅ「もったいないとらんど」
■第10回:阿部真央「どうしますか、あなたなら」
■第10.5回:総集編:ここまでの旅路
■第11回:緑黄色社会「あのころ見た光」

■僕が伊達ちゃんに関するブログを書く理由。

 

 


  第9回:きゃりーぱみゅぱみゅ「もったいないとらんど」

 

 

 

 

 

撮影場所の「あさくら画廊」、この世の全てのピンクがあるだろ。

第9回では伊達ちゃんが常におでこを出していて、やばいこと起こってます。全銀ネット障害くらいやばい。

 

僕がお気に入りの写真は、前編2枚目:スカート上げ脚チラ、中編サムネ:頬杖つきプク顔、後編オフショ:伊達さんのとうとつなゆびでっぽう、です。

脚チラが特に強いです。誰だこれを撮ったのは!シェフを呼べ!(?)

基本的に僕はナチュラルを至高とするナチュラリストなのですが、今回のポップでカラフルな衣装は好きです。やっぱおでこ良いわ(音声入力)。

 

インタビューで興味深いと思ったのは、中編で使われた伊達ちゃんの独特な表現、後編の「伊達さゆり」個人としても飾らないでいたいと思っている話です。

 

「扉が開く直前までの、歌声がクレッシェンドで大きくなっていくのとあわせて」

「「寂しい」を上回る言葉を探したいような気持ちでした。」

自然な文脈で洒落た表現をしているなと思いました。ここ小説。伊達ちゃんは語彙力が乏しいと自分で言うけどそんなことはないと思ってます。

 

「手さぐりの旅」あるあるなんですけど、僕が刺さりがちな話は後編にありがちです。第9回でも後編が個人的に1番目を引いた話が出てきました。飾らない話ですね。

 

でも、もし今後、伊達さゆり個人としてパフォーマンスをする機会があれば、やっぱり飾らないでいようと思っています。MCでも、そのときに思ったことを正直に話したり、最近あったことを気軽に話したい。たとえ落ち込んだり悲しかったエピソードでも、そういうことを話してくれるアーティストさんのほうが私は好きなので、自分がステージに立ったときも、そんな風にいられたらと思います。

https://febri.jp/topics/series_sayuridate_9-3 より)

 

伊達ちゃんのBDイベントの時のMCを思い出しました。

良かったことだけを話すのではなく、正直な自分のネガティブな気持ちも話してくれました。

昨日公開された伊達ちゃんのブログでも、イベントに込めた想いを赤裸々に語ってくれましたね。(ハッピーバースデー② 【木の枝24本目】)伊達ちゃんの好きな在り方でいてくれているのは良いなって思います。

 

伊達ちゃんがステージに立って、メディアに出て、その輝きを見たどこかの子供が感化されて、輝く側の人間になったら熱いですよね。伊達ちゃんがLiella!の一般公募で選ばれた人であるからこそ、この輝きの連鎖が起きたら素敵だなって思います。

僕は3年前から応援している今年27歳の男性なんですけど…これもご飯に誘ってくれるんでしたっけ?・・・え?〇ね?

 

 

  第10回:阿部真央「どうしますか、あなたなら」

 

 

 

 

新宿区の荒木町で撮影された記念すべき第10回。

飲み屋街なので居酒屋を巡りながら撮影…ではなく真昼間住宅街。

 

僕がお気に入りの写真は、前編オフショット:あっかんべー、中編4枚目:百舌、中編オフショット:頭抱え、後編オフショット:ダブルドリンクです。

お気に入りにおけるオフショット率が高くなっているのは、僕が変化球じゃないと「おっ」とならなくなっているのかもしれない。

 

前編では「20歳になって1年経つけど酒飲む場所へのあこがれとかある?」という旨の質問に「ひとりで行きたいとは思わない」と話していましたね。友人や仕事の人と一緒になら飲むことはあるのかな。分かりませんね。

あれ?「伊達さゆりのあと8杯は枯らせます」って番組ありませんでしたっけ?

 

インタビューで興味深いと思ったのは、中編のオーディションの話、後編の1年半前から続いている「迷い」の話です。

 

中編のオーディションの話は、すごい伊達ちゃんらしいエピソードだなと思いました。

小6の時に鼓笛隊の指揮者のオーディションに挑戦しなかったことを後悔し、高校の文化祭の後夜祭で有志のアイドルに挑戦しなかったことを後悔していたエピソードですね。

伊達ちゃんはやりたい気持ちがありつつも勇気が出なくて後悔するという体験が学生時代に何度もあった。Liella!の一般公募オーディションに勇気を出して応募した背景には、この体験や記憶があったのかなと勝手に考えていました。

 

後編の1年半前から続いている「迷い」の話は、僕が聞きたかった話です。

ひとつだけわかっているのは、これは絶対に自分にしか解決できないことなんだな、ということで。迷っているというか、悩んでいるというか……。大まかに言うと、自分が今、何をいちばんやりたいのかがわからないんです。

自分は何が好きで、何に楽しみをおぼえていたんだろうって。じつは、1年半くらい前からなんとなく感じていたことなんです。

1年半前。Liella!1stLIVEツアーが終わり、Liella!2ndLIVEが始まった頃でしょうか。

「伊達ちゃんが何をしていきたい人なのか」は僕がずっと疑問に思っていることです。今までのインタビュー等で全く話してない訳ではないけど、かっちりしたものは明らかになっていませんでした。

 

昨年5月の「別冊MyGirlチャンネル」では、「歌を通して感情を動かせる人になりたい」という旨の夢を語っていました。

悩んでも歌を歌うことが好きなので。歌で、もちろん笑顔になっていただければすごい幸せなんですけど。何かこう涙していただいたりとか、何かこう「やってみようかな」と前向きになっていただいたりとか、時には一緒にこう…落ち込んだりとか。そういうのができる、みなさんと共に出来るような人になりたいなぁと思うようになりました。

【別冊MyGirl#5】ゲスト:伊達さゆりさん回を見て。 より)

 

3rdLIVEツアー埼玉公演のMCでは、1stLIVEツアーを振り返り、歌うことを好きであると思えなくなった話も正直にしてくれました。歌に対して思い悩んでいることは隠さずに打ち明けてくれています。ただ、もっと広い「何が好きか。楽しみか」という所でも思い悩んでいたことは、今回の第10回後編で初めて明らかになった気がします。

 

この回を読んだ後に僕の方でも色んなことを考えました。

伊達ちゃんは本当に今の仕事をしていて幸せなのかなとか、よく「マイペースになりますが」と話すけど、それは周りからの期待という名の重圧に対する声明なのかなとか、僕の応援って本当に伊達ちゃんの為になってるのかなとか。

 

結局、これは僕が逆立ちしても解決しない問題であり、伊達ちゃんがこれからの人生の中で乗り越えていかないといけない壁であるので、そっと見守るしかないのかなと思います。こうして打ち明けてくれただけでもありがとうって言いたい。

 

1年半前の伊達ちゃんのインタビューも置いておきます。

 

 

今に始まったことじゃないけど、インタビュアーがとにかく良い。

伊達ちゃんに寄り添って考えて質問してくれるし、伊達ちゃんが言語化してなかった深い部分まで引き出してくれる。伊達ちゃんの話を読んでいる自分が次に問いたいことを問うてくれるし、ただ質問するだけでなく自然な会話になっているのが心地よい。

 

後編の例で言えば、「迷いの話」をひたすらに掘り下げるのではなく、ちょうど良いところで切り上げて「夏休みの思い出」という話しやすく温かいテーマにスイッチしているのが上手いなと思いました。その後にお互い「(笑)」が増えていることから読み取れますね。良い緩急になっています。長期連載インタビューにおけるインタビュアーとインタビュイーの関係性は、大事なんだなって感じました。

 

なんでこれが無料で読めるん?

 

 

 

  第10.5回:総集編:ここまでの旅路

 

 

 

これは総集編ですね。

今までの「手さぐりの旅」を読んできた読者からすると「懐かしいなぁ」と思える時が何度もある振り返りになっています。第6回の照れてる伊達ちゃんのオフショットがお気に入りです。

僕の場合は感想ブログを全ての回で書いてたので、それも読み返しながら「こいつにとって伊達ちゃんって何なんだよ」と思っていました。何なのでしょうね。

 

今までの10回すべてに食べ物が出ていたようですが、僕は気づきませんでした。「手さぐりの旅」に期待していることはそこじゃないというか、シンプルにアンテナ張ってなかったです。

家族も「手さぐりの旅」を読んでいて、母が写真の感想を言ってくれるけどインタビューについては何も言わない。というエピソードが好きすぎる。親だなぁ。

 

Febriさんが読者の反響をちゃんと把握しているのも面白いなと思いました。さすがにこのオタクブログまでは把握してないと思うけどマジでそれで良いです。

最後の「今後の連載を楽しみにしている読者の方にメッセージ」も良かった。伊達ちゃんが内面を楽曲に合わせて話してくれるこの神連載は無限に続いて欲しい。伊達ちゃんを応援する僕個人も、「手さぐりの旅」のおかげで好きを保てているので、今後もお願いいたします。

 

 

 

  第11回:緑黄色社会「あのころ見た光」

 

 

 

 

やばいよね。このタイミングの「あのころ見た光」。

粋なことしてくれたなってタイトル見た瞬間に察しました。BDイベントで最後に歌唱した「あのころ見た光」。歌唱した曲において1番好きな曲がこれだったのでシンプルに嬉しかったです。

 

原っぱの中で撮影した第11回。ひたすらに光を感じるショットが盛りだくさんで失明しました。

僕がお気に入りの写真は、前編5枚目:座ってるCDジャケットに使えそうなやつ、後編の跳んでるやつです。このブログ書いている時点ではオフショット公開されていません。

 

インタビューで興味深いと思ったのは、前編の「20歳の最後にちょっとだけ未来の自分に伝えたいこと」、中編の「高校生からどれくらい「憧れの自分」に近づけたか」、後編の「「これが好きです!」と言うことに慎重になっている」話です。

 

■前編

20歳の1年間を振り返ると10代の頃と変わらなかったらしい伊達ちゃん。BDイベントでも似たようなニュアンスの話はしていましたね。我々はゲームの世界に生きていないので、レベル20になった瞬間に、スキルレベルが1増えてステータスが5上がって持ち物の所持数が3増えることはないんですよね。正直な想いなんだろうなと受け取りました。

 

「自分はこんな風にありたい」といったことは、考えすぎないほうが楽しんでできるし、継続してその方向に向かって行けるよって。これが唯一、20歳の間に自分が変わったことかもしれなくて。

https://febri.jp/topics/series_sayuridate_11-1/ より)

伊達ちゃんがどんな風に在りたいのか明確な方向は見えてこないのですが、考えすぎないことの大切さを身をもって学んだようです。肩の荷が下りて脱力できるようになったんでしょうかね。

 

■中編

楽曲に出会った高校生のときと比べて「憧れていた自分になれた度合い」を表すと、どれくらいですか?
伊達:100%を超えていると思います。ずっと心の中で「こんな風になりたいな」って、誰にも言わずに思っていたことをやらせていただいているので。

https://febri.jp/topics/series_sayuridate_11-2/ より)

スッと読み進められなかったのはここ。

「誰にも言わずに思っていたこと」が出てきました。過去の参照は役に立ちそうにないかもしれない。伊達ちゃんは心の中でどんな風になりたいと思っていたのだろう。これは聞いても答えてくれそうにない問いだなって思いました。

 

僕が勝手に考えている、伊達ちゃんの変遷を書いて良いですか。

①アイドルに影響されて、歌を歌う人・ステージに立つ人に憧れる。

②勇気を出してLiella!の一般公募に合格して夢を叶える。

③1stLIVEツアーを通して理想と現実のギャップに直面する。

④歌に対して悩みながらも、自分のできる仕事に幅広く挑戦してみている。←いまここ

ここの答えは伊達ちゃんしか持っていないし、⑤以降どうなっていきたいかも僕には分かりません。文字通り言ってくれないと分からないことなんだけど、伊達ちゃんが今やっていることは、伊達ちゃんのなりたい姿に向かっていっていることは確かなようです。

なら僕が思い悩むことはないですね。きっと。

 

■後編

小さい頃から歌うのが大好きだったし、絶対に今後も変わらないと思うんですけど、好きすぎるがゆえに、ちょっとでも「あれ?」と気持ちが揺らいだときに距離を置きたくなるというか、そう思ってしまうことへの怖さがあります。

歌に対する好き・嫌いの話。歌うことが本当に嫌いになったことはないと聞いてどこか安心しました。「好きと距離の話」については僕もいろいろと考えている事であるので、興味深く読んでいました。

後編では伊達ちゃんが、考え方を変えただけで気持ちが軽くなって成長できた話がされていましたね。「初心に戻ったような感覚」と話していましたが、初心に戻るまでの悩んだ過程があったらからこそその境地に辿り着いたんだと思います。

 

手さぐりの旅、特に第10,11回は本当に深くて濃い話が出てきました。

最初から感想ブログを書く前提で読んでいたのですが、これは真剣に向き合わないと言語化できないと思って何度も読み返しました。

 

手さぐりの旅、本当に好きです。

これからもこの連載が愛されて続いていきますように。

 

 

 

 

  僕が伊達ちゃんに関するブログを書く理由。

 

 

今回のブログで、ブログテーマ「伊達さゆり」のブログが30本目になるようです。

このテーマに設定していないブログでも伊達ちゃんの話はちょこちょこ出ているのですが、よくこいつ書いてんなって思います。このタイミングで、僕が伊達ちゃんに関するブログを書く理由について、つらつらと書いておきます。

 

その時の僕が伊達ちゃんに対して何を考えていたかを残しておきたいからです。

持論なんですけど、オタクのやることって推しを考えることだと思っています。もちろんどう推すかは人ぞれぞれなんですけど、僕はここに拘りたいなって思います。

 

伊達ちゃんは、自分と向き合ってこう思った。というのを「手さぐりの旅」などで発信してくれるじゃないですか。その時に「自分が伊達ちゃんに対してどう思ったか」を残しておかないと、差分を認識できないんですよね。

僕はその差分を埋めたいんじゃなくて、伊達ちゃんから見た伊達さゆりと、ファンから見た伊達さゆりの違いってどこなんだろうってのを見たいんだと思います。その差分は伊達ちゃん本人が意図して作り出した差分なのか、本人も無意識に作られていた差分なのか。シンプルに興味です。

 

僕の中でブレていないのは伊達ちゃんを応援する動機です。

それは、応援していて良かったと思いたいから。

伊達ちゃんはBD東京公演で「皆さんに恩返しをしたい」と話していましたが、僕は伊達ちゃんに恩を売ったことは1度もないです。このブログだって恩を売りたくて書いてるわけでも、誰かからお金もらって書いているわけでもないです。書きたいから書いてるだけ。好きだから好いているだけなんですよね。

 

でも、それでも伊達ちゃんが「恩返しさせろ!!!」とタコ殴りにしてきたら、「応援していて良かったと思わせてくれたら嬉しいです」とボコボコの顔面で答えると思います。そんなシチュエーションねえよ。

 

これからもマイペースにブログを書いていきます。気が向いたら読んでくれると嬉しいです。ありがたいことに1000回くらい記事ランキング1位を獲らせていただいているこのブログは、読んでくれるモノ好きによって支えられています。それでは~