時の糸 44 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






潤くんに「友達やめるから。」って言ってやった。

俺の怒りがどれほど大きいかを

潤くんは知るべきだ。



授業中、何度か潤くんから手紙が来たけど

どれも読まずに返してやった。

だいたい、今の俺はそれどころじゃない。

俺の頭からこべりついて離れない光景。

それが、俺の心を憂鬱にさせている。




「やっぱり翔くんは

彼女と付き合ってるんだ。」


だから…………


来なかったんだ。







『おーちゃん珍しいね。』

と、昼休みに弁当を一人で食べてたら

まーくんがやって来た。

まーくんはもうお弁当を食べ終わり

グランドに遊びに行こうとしてる。

仲間を待ってる間に

俺が一人でいるのに気付いて声をかけてきたんだ。

『…………なにが?』

まーくんが言いたいことはわかってる。

いつも潤くんと二人きりで

お昼を食べてるのに

今日は違う。

『……………潤が…………いない。』

と、まーくんが辺りを見回した。

そう、潤くんはどこに行ったのか

教室にいなかった。

『まーくん。

俺と潤くんで二個いちじゃないからね。

それにもう、潤くんとは友達じゃないから。』



『え?

ほんと?

いいの?

あんなに潤がひとりぼっちになったら

かわいそうだって……

父ちゃんに頼まれたんだって……

言ってたのに。』

と、驚くまーくん。

『もう、いいんだ。

それに、かわいそうだって

態度じゃないだろ。』


『確かに。

鼻持ちならない態度だったもんな。

でも、よく今まで我慢したよな。

こっちから見ていて

なんの弱味握られてんのって感じだった。

まあ、父ちゃんの会社の取引先だから

仕方がないのか

とも思ったけどね。

よかったじゃん。

うん。

よかった、よかった。

そうだ。

じゃあ、今度おーちゃん家遊びに行ってもいい?

母ちゃんのドーナツ、久しぶりに食べたいな。』

まーくんが、ニコニコして何度も

"よかった、よかった"って言ってる。

それって、ドーナツが食べれるから?

うふふ………違うよね。

俺が潤くんの呪縛から解放されたことを

喜んでくれてるんだよね。

ずっと俺の事を、心配してくれてたんだってことは知ってるから………

優しいまーくん。

『うん。

いいよ。

また、前みたいに

潤くんがいなかった時のように

遠慮なく遊びに来てよ。』

『うん。

わかった。

じゃあ、ニノ誘って行くね。

翔ちゃんは……

彼女できてから喋ってないけど

誘ってみる。』

『うん。』



それから、俺は久しぶりに昼休みを

まーくんたちとグランドで遊んで満喫した。



体を動かしていれば自然と

頭にこべりついたあの光景も薄れていく





忘れなきゃ…………



早く…………忘れなきゃ……………




翔くんのこと………………





翔くんを好きだったことを忘れなきゃ。




その思いで一心に体を動かした。





その時の俺には、潤くんのことなんて

これっぽっちも頭になかった。




鐘が鳴って教室に戻ると

女の子たちが、

潤くんがお昼休みに帰って行ったと

俺に教えてくれた。