時の糸 34 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。









月の綺麗な夜だった。


その日は、家庭教師の先生が体調を崩して

突然お休みになった日。


暇をもて余した俺が月に誘われお散歩に……

考えてみたら

あの時の俺は…………

悪魔にでも誘導されてたのかもしれないって思う。




どこ行く宛もある訳じゃなく

ただ、フラフラと歩いてた。

「これだけ明るいと

街灯がなくても歩けるんだ。

へ~………」

ってな感じでフラフラと…………


蛙の声が煩い。


ゲコゲコと大合唱だ。


「どんだけ蛙がいるんだよ。」って

ひとりで突っ込んでみたりして………


なのに突然ピタッと止む。


静まり返った田んぼ道。


蛙は何かを感じたのか?


俺はちょっと怖くなった。


俺の砂利を踏む音しかしない夜道。




ふわ~と、誰かが囁くように俺の髪が揺れて


風と共に、微かに聞き覚えのある笑い声が耳を擽る。


もし、あのまま蛙が鳴き続けてたら

到底、気付かなかっただろう。

もしあの時、風に乗って聞こえて来なければ

気付きもしなかっただろう。


本当に何かに誘導されてたんだ。




俺は声のする方に

誘われるように入っていく



もうその頃には恐さはなく

声の主に会いたい

なんでこんなところにいるのか

俺が月に誘われたように

彼も誘われて出て来たんじゃないか

やっぱり俺達は運命的なんだって

嬉しくて…………

でも、月明かりと水銀灯によって照らし出されたのは

俺の心臓を素手で直に握り潰されたような痛み。

足が動かない。

声すらでない。

そこで、みつけたのは…………



楽しそうに笑いあっている

智と櫻井だった。





俺の足がガタガタと震える。


………………裏切………られたんだ。