時の糸 33 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。

※あれ?
ホラーになってる?
怖い?
ごめーん。
でも、今回のは最初っから悲しい話なんです。
覚悟していてください。






.:*:・'°☆





潤くんのニコニコした顔が…………怖い。

なんでそう思うんだろう。


俺に疚しい所があるから………。


俺が潤くんに嘘をついて

ここで翔くんと密会していたから

なんだかそれがバレたみたいで

気まずいんだ。





『今日は、残念だね。』

と、潤くんが言う。

『え?』

俺は、翔くんの事を言ってるのかと思って

一瞬、ビクッって声が震えた。

そんな俺に潤くんは空をさして

『曇ってるから………

月が見えない。』

と、笑った。

「あー、

月のことか……………」

俺は、ホッと胸を撫で下ろす。

俺ってば翔くんが来なくて「残念だね。」って

言ってるのかと思って焦った。

そんなはずないのに………



今日は、たまたま潤くんが通りかかっただけで

俺達の秘密を知ってるわけがない。

絶対に知ってるわけがないんだ。



『これだけ暗かったら

わからなかっただろうな。

今なら、隠れられるよ。』

『……………………?』

『…………でも、月夜の晩は注意しなきゃ。

以外とここってよく見えるんだから。』


潤くんの顔から笑顔が消えていく。

潤くんが何を言ってるのかわからなくて

『なんのこと言ってるの?』

と、後退る。

『ここってね。

ほら、銀杏の木の隣に水銀灯があるでしょ。

ここだけポワッと明るくて

月が出てる日なんて

以外と何してるか見えるんだよ。

知らなかった?』

と、近づいてくる潤くんに

俺は前方を塞がれ

銀杏の木に背後をとられ

身動き出来ない状態になっていた。

『………!!』

潤くんって…………こんなだったっけ?

初めて会った時の潤くんは

小ちゃくって、かわいくって

俺が守ってあげなきゃって

思うぐらい弱々しくて華奢だったのに

今、目の前にいる潤くんは

どう見ても逞しい男で

俺よりもちょっと背も高くなって

野球をしてから筋肉がついて

俺よりも力が有りそうだ。



って、待って……………

今の話って…………


俺は驚いて顔を上げると

潤くんの顔が近くにあって

咄嗟に潤くんの胸を突いて突き放した。



……………キス……………

されるかと思った。





そして、




俺は確信した。




潤くんは………………



俺達の秘密を………………




知っていたんだ。