君が笑ってくれるなら 144 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






俺のこと必死で探してくれたんだろうな

汗をかいて、息を切らして………

翔くんが怒ってる。

そんな翔くんを見て嬉しいくせに

『………いいもん。

また………誰かに…………拾って…………

…………もらう……もん。

翔くん…………じゃない……人に………』

と、俺は憎まれ口をたたく。

『ばか。』

と、即座に頭を叩かれ

生むも言わさずに俺の手を掴むと歩き出す。

『…うっ……………翔くん……だって…ヒックン…』

逃げる気なら逃げれたのに

俺なんかを構ってるのも飽きただろ。

もう、解放してやるって言ったのに………

また、俺を探してくれるなんて

なんてお人好しなんだよ…………

俺は、泣きながらトボトボ引きずられていく

そんな俺を振り返って

『ああ、

ごめん。

お前のこと考えてなかったな。

…………ごめん。

ほら………泣くなよ。

化粧が剥げて男がバレるぞ。』

と、頬を捕まれ顔をあげさせられた。

『………翔くんの…………意地……悪。』

その翔くんの顔から目を反らした。

だって、超優しい顔して俺を見てるから

恥ずかしくなったんだもん。








それから、俺達は当初の目的通り

横浜の中華街に足を運んだ。

「まるで中国だ。」

色が溢れてるし

いろんなにおいがして

いろんな看板があって

どれもこれも美味しそう。

翔くんなんて目の色が変わってる。





屋台で買った"甘栗"っていうのを食べながら

あっちにふらふら……

こっちにふらふら………

翔くんは「食べなきゃ損だ。」と言って

たらふく食べて

「もう、無理」って言ってた。



お店の皆にもお土産を買って

公園で、今日の日の思い出に

二人の似顔絵を描いてもらった。

それがそっくりで俺の宝物になった。


喧嘩もしたけど

今日一日、本当に楽しかった。

まるで本当の恋人みたい。

いやいや、偽装でも一応夫婦だし………

周りからもそう見えてたみたいで

似顔絵にもハートマークが付いていたほど…

本当に楽しかった。

楽しくって…………

まさかこんな突然、

"さよなら"が来るなんて

………想像もしていなかった。







『大野さん。

大野智さん………ですよね。』

俺がお店に向かって歩いていると

脇に停まっていた車から

背の高い男が降りてきてすれ違いざまに

俺に向かって尋ねてきた。

『え?』

俺が振り向くと


『………そんな格好していても

直ぐにわかりましたよ。

大野さんだって。』

と、言う。

『あっ……………』

見つかった。

とうとう見つけられた…んだ………。



『……一緒に……来てもらえますよね。』

と、その人は静かな口調で言うが

余計威圧的に聞こえる。

俺は持っていた皆のお土産を落としたことにも気づかず

進められるままに車に乗った。