『智君のこと、教えてよ。』
と、俺の言葉に
翔くんは戸惑いながら目を閉じて
少しづつ思い出すかのように語り出した。
子供の頃から、とっても大事な友人であること
他にも、松本君、二宮君、相葉君の3人がいて
よく5人でつるんでいたことを話してくれた。
「とても仲が良かったんだろうな」って
翔くんの話ぶりから理解できた。
中3の時に告白して
高3の時にHしたことまで教えてくれた。
そこまで聞いてないんだけどね。
その後、
智君が入院して
突然、姿を消したと言う。
「なんで入院したんだろう?」
そこは教えてくれないんだ。
翔くんの顔を見ると悲しそうで
なんか聞ける雰囲気じゃなかった。
「病気だったのかもな?
もしかして…………
治らない病気で
皆に知られたくなくて………
………消えたのかも……しれない…………」
「もし、俺がそうだったら………
智君と同じことを
するかもしれないなあ……」
『それじゃあ…………
忘れられないよね。
はっきり失恋した訳じゃないから………
いつまでも心に引っ掛かるのは当たり前だよ。
翔くんは今でも
智君が好きなんでしょ。』
と、俺が聞くと
『……………他人事みたいに言うなよ。』
と、叱られた。
『だって、他人事だもん。』
俺、本人じゃないもん。
『………おんなじ顔で言うなよ。
…………切なくなる。』
『……に………似ているのは…………
仕方がない……じゃん。』
『…………………』
また、二人で黙り混む。
『……………じゃあ、
………智君って…………どんな人だった?
教えて』
と、空気を変えようと持ちかけた。
『……………智は…………
……智は………』
そう言って、
翔君は再び目を閉じて、ゆっくり話し出す。