哀しみは雪のように 144 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。







あれから5年。


櫻井君………


君がどんな思いで過ごしてきたのか


俺には思い図ることもできない。


でも、こうして記憶の糸を手繰り寄せ


自分なりに決着を着けようとしてるんだろうね。



一通りの案内と説明をして

診療の様子を端で見させ

その日は終った。



帰る用意をしている彼に


『急で悪いんだけど

今日、家に来ないかい?

ささやかだけど君の歓迎会をしたいんだ。

なにか用がなければ………』

と、声をかけた。


『え?

………………はい。

ありがとうございます。

うれしいです。』


最初は戸惑っているようにも見えたが

軽く笑みを浮かべて答えてくれた。


『そう。よかった。』


一人で帰してはいけないような

そんな事を思ってしまった。





彼の印象…………


あまり笑わない。

自分から話もしない。


笑っても目が冷めてる感じ。


そつなく会話をこなすが


本当の自分が見えてこない………


そんな印象。




酒でも入れば違うのか?




『まあ……入れよ。』

小さな一軒家。

家の前に花水木の花が咲いている。

『ただいま。』

と、玄関を開けると

中から娘が駆けてきて

『お帰りなさーい』

と、飛び付いた。

その後から妻が

『お帰りなさい。』

と、声をかける。


『ただいま。

急に悪かったね。』



『大丈夫よ。

いらっしゃいませ。

櫻井先生。』

そう言って、スリッパを並べ

入るようにと促した。


『こんばんは。

突然すみません。』

彼は丁寧に挨拶をして靴を揃えて上がる。

育ちのよさが垣間見れた。

『いいえ。

来ていただけて嬉しいです。』


妻も彼に良い印象を持ったようだ。


『妻の"佳乃"と娘の"文歌"です。』

と、俺が紹介し

『こんばんは。』

と、娘が恥ずかしそうに挨拶をすると

『こんばんは。』

櫻井君が娘の目線まで腰を屈めて

綺麗に笑った。