哀しみは雪のように 143 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





櫻井翔君…………




いつか………


来るんじゃないか………と漠然と思っていた。



………やっぱり……来たんだ。






『君は、なぜ医者になるの?

それも、心療内科って…………

あまり人気がないだろ。

外科や内科、脳外科………

そっちの方が腕をふるえるでしょうに………

君は変わってるな。』


俺は、病院内を案内しながら

彼の心を探る。



櫻井君は、今でも大野智くんを

忘れられないでいるのだろうか………



櫻井君が、思い出すように静かに答える。


『……………俺は………

昔……………自分がやはり同じ経験をして………

心が傷つくってどういうものか

少しは知ってるつもりです。

そんな人達の気持ちを共有したり

慰めたり………

力になりたくて…………』


と、言うと急に立ち止まった。


「あっ。

この部屋は…………」


俺はわざと

『どうした?

突然立ち止まって?』

と、聞いてみる。

ここの部屋は5年前、智くんの病室だった。

「彼は、覚えていたんだ。」



『………あっ。いえ。

なんでもありません。

すみません。

続けてください。』

平静を装い答える櫻井君。


君は、今でも智くんを待っているんだろうか……


君の時計もまた、止まったままなのだろうか………





『君は、この病院に来たことがあるのかな?』


また、わざと聞いてみた。



『え?

いえ。

ありません。』




「なんで嘘をつくの?」

君がこの病院に2度ほど来た事を

俺は知ってるよ。


『そうなの?

以外とすんなり位置を把握してるから

来たことがあるのかと思ったよ。』

と、意地悪を言う。


『……………』


下を向いて答えない君に


『ここの病院には、温室があるんだよ。

あまり目立たない場所にあるんだけど

もし、息抜きがしたかったら

そこに行くといいよ。

リフレッシュできるから………』


と、教えると


彼は少し間をおいて「はい。」と答えた。