母さんは、信じてたのよ。
智………………
智………………
可愛い智………………
智が……………
智が、帰ってきた。
智がやっと……………
私のもとに帰ってきた。
信じて待っていた。
何度、夢見たことか。
ずっとずっと智は、生きてるって信じてきた。
身元不明の遺体が見つかるたびに
智ではないかと
どれだけ怖かったか…………しれない。
智は、どうしてるんだろう………
そう思うと息が出来ないほど苦しくて………
心臓が止まる思いを何度もしたか…………
ちゃんと食べてるのか…………
ちゃんと生きてるのか…………
思えば思うほど苦しいかった。
智…………
可愛い智……………
可愛い智…………………
可哀想に……………
可哀想に……………
どんな辛い思いをしてきたのか…………
もう大丈夫。
もう、大丈夫だからね。
お母さんが、智を守ってあげる。
お母さんが、智を守る。
誰にも渡さない。
大丈夫。
大丈夫だから。
可愛い智の髪を、何度も何度も鋤いて
何度も何度も抱き締め囁いた。