医師は俺に頭を下げて行ってしまった。
目の前が真っ暗になり
俺はソファーにドサッと倒れこんだ。
医師の言葉を咀嚼するのに時間がかかる。
『………な…く…な…っ…た…………』
「誰が?
どういう意味?」
『さ…と…し…が…な…く…な…っ…た…………?』
「なくなるってどういう意味だっけ?」
「なんで?」
「なんで?」
「なんでなんだ?」
「なんでなくなるんだ?」
「飯田が殺した?」
「飯田が、智を?
………………殺した?」
「俺が守ってあげるって言ったのに…………」
「…………守れなかった………俺のせい………だ…」
「俺の……………せい………」
「…………俺の…………………」
何度も何度も押し寄せる後悔の波。
止めどなく流れる涙を止められない。
「俺も、………殺してくれ……………」
『しょ……う……くん……?』
『翔君??』