人生は其なりにおもしろいだろ。29 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





『かーちゃん…………かーちゃんたちは?』

俺はさっちゃんの静止を振り切って

起き上がろうとした。

なのにあまりの痛みに踞った。


自分の状況が理解できない………

左手首が痛い。

背中が痛い。

肩が痛い。

この痛みはなに?

『…うっ……………あっ……………

いたい……………痛いよ…………ううっ』

痛みに悶える俺を見て

さっちゃんがナースコールを押した。



鎮静剤と鎮痛剤が点滴に加わり

さっちゃんが俺の右手を強く握ってくれる。

何となく色んな事を悟った俺は

もう何も聞かなかった。

多分、とーちゃんもかーちゃんも

ねーちゃんも旦那さんも……………死んだんだって………



潤は……………どうしてるんだろう…………

潤は生きてるのかな…………


生きていてくれたらいいな………


急に眠気が指してきて


『………さっちゃん………

左腕が………痛い……んだ。…手首が痛い……

ねえ。左手を………擦ってくれない。』


と、俺がお願いすると

声も出さずに頷いて笑った。


その顔を見て俺は眠りについた。








その時は知らなかったけど

俺の左腕は肘の辺りから切断されていて

この痛みが、幻肢痛だったんだと後から知った。


背中には火傷を負っていて

それから何度か皮膚移植もして

俺は人前で肌を出すことも

腕を捲ることも

まして、子供の潤の前でも

決して裸を見せることはしなかった。

誰にも知られたくない俺の秘密だから。

ずっと気を付けてたのに



ずっと隠せてたと思ってたのに

潤は知っていたんだ。

…………笑える…………