『ねえ。』
『なに?』
俺の声に答えて顔を上げた智
その智の唇に身を乗り出してキスをした。
軽くチュッって
智が真っ赤な顔して
『…………ばか………
親になにやってんだよ』
と、俯いた。
『親じゃ……ねーじゃん。』
って言って
智の顔を、俺の手で上げさせて抱き締めて口付けた。
智が暴れたけど離さない。
無理矢理舌も入れてやった。
暴れた事でテーブルの上の味噌汁のお碗が倒れて
熱い味噌汁がテーブルに溢れ
それは智の左腕に掛かってた。
やっと唇を離してやると
智が右手で唇を拭う。
それを横目に
『……………熱くないの?』
って智の左腕を指差した。
『…え?………あっ!』
て言って左手を上げ、その手を俺が掴んだ。
怯えた顔をして右手で俺の手を掴む。
『………もう…………隠さなくて……いいから………』
俺はもう一度、智を抱き締めた。
『…え?………お……おまえ……
…しってたの…………?』
「うん」と頷いた。
『……い……いつ………から…………』
『……もう……忘れた…………』
智の体が小刻みに震えてた。
智の左腕は義手だ。