『で?どうなりそうなの?』
って聞いてきたのはニノ。
『なにが?』
"さとし"の絵を描きながら素っ気なく答えると
『なにが?じゃないでしょ。
翔さんの家は納得したの?』
『………う~ん。
わかんない。
でも、ゆっくり距離を縮めて行こうって話になった。』
と、伝えた。
『翔さんの親が理解してくれるといいね。』
と、潤君。
『うん。』
潤君もニノもほんと俺に甘あまなんだから……
ちょっとぐらい俺を責めてもいいのに…
ほんとに幸せ者だよね。俺って
俺がスタジオに入ると
『櫻井、ちょっと来て……』
と、上司に会議室に連れてこられた。
『お前さあ…………
ニューヨークに転勤だそうだ。』
『え?………ニューヨークですか?』
突然の話に驚いた。
『………そうなんだよね。』
頭を掻き掻きすまなそうに
『先日のお前のコメントな………
あれな………ちょっと問題になっててな………
同性愛を助長してるとか、
同性愛を正しいもののようにしたとか、
まあ………色いろな…………
俺がやらせたんだけど…………不味かった。
キャスターとして………って話になってな。』
『はい』
『キャスターから…………
降りてもらうことになった。
すまん。』
『いつですか?』
『それが………突然なんだけど………
今週いっぱい…………』
『わかりました。』
『すまん。』
『いえ…………』
俺は突然の話にとまどったが
以外と冷静な自分がいるのに驚いた。
ニューヨークか……………
それもいいかも…………
自由な国、アメリカ……
智も一緒に来てくれるだろうか………