飯を食べて、映画館に入り
そこでいっぱいキスをした。
態と人気の無さそうな物を選び
一番前に座った。
その時点で相葉君の意図はわかったけど
敢えて受け入れたんだ。
相葉君とのキスは何度かしてきたけど
恋人としてのキスは初めてで
一瞬、舌が入ってきた時は驚いて顔を背けてしまった。
『ごめん。調子に乗りすぎた。』
と相葉君は優しく囁いた。
それからは、つまんない映画を最後まで手を握って見た。
場内が明るくなって、人が会場を出て行く気配を感じ
もう一度唇を重ねて席を立った。
外に出ると辺りはもう暗くなっていて
時計を見ると7時近い。
『俺、…もう…帰るし…』
『…………そうだね。』
駅まで黙って歩いた。
『今度、いつ会える?』
と相葉君が聞いてきた。