愛の育てかた 76 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






夜になって遅い時間に家のチャイムが鳴った。

俺はモニターで確認すると無言で解除した。

暫くして玄関のチャイムが鳴る。

ドアを開けると凄い形相の翔さんが立っていて

一瞬「あっ、殴られる」と思い少し身構えて目を瞑った。

なのに一向に衝撃が来ない
「あれ?」と薄目を開けた。
『…………殴らないの?』

『ここに来るまでは殴るつもりだった………
けど………』

『殴れよ。
殴ってもらった方がまだましだ。』

『そんな顔したヤツ、殴れるかよ。』

『そんな顔って……』

俺はどんな顔してるんだ?
玄関脇にある姿見に目をやった。

とても国民的アイドルの顔じゃない。

『お前……本当は後悔してんだろ………』






『…………入って…』

俺は翔くんを招き入れた。

『なんか飲む?』

『いや、いい』

『そっか…………』

俺はドカっとソファーに座ると俯いて

『………リーダー…………
………どんな………状態?』

と聞いてみた。

『………熱を出して……倒れた。』

『え?!』

俺は翔くんの顔を見た。

『………お前…………泣きそうな顔……してるぞっ。』

『………翔さん。
リーダーの所に行ってくれたんだ。
………………ありがとう』

『……お前……』

翔さんの言葉を遮って

『俺さあ………
リーダーのこと大好きでさっ。
一緒にいると楽しかった。』

『うん。知ってるよ。』

『いつも一緒で、考えてることも似ていてさっ
いつのまにかリーダーは俺のモノって独占してた。』

『うん。』

『………なのに…リーダーが彼女なんか作るから………』

『でも、それは勘違いだったでしょ。』

『うん。でも、どんどん俺の中の独占欲が溢れ出して………俺は抑えることが出来なかった。
あの人が欲しかった。
あの人を俺だけのモノにしたかった。』

『………で?出来たの?』

『………ううん。
俺は智くんを手に入れたら幸せになれると思った。
満足すると思った……………でも違った。』

『違った?』

『うん。
身体を無理矢理繋いでも、何度も何度も繋いでも、
リーダーの心は遠くにあって………

リーダーが俺に手を回すことはなかった。』

『………そうか…………』

『…………リーダー……………

俺を…………許してくれるかな…………』

とポロッと一粒涙が墜ちた。



『なあ、ニノ。
………恋愛って難しいな。
俺、思うんだけど
愛ってさっ。奪ったり、盗んだり、企んだりして手に入るものじゃないと思うんだ。
愛ってお互いに育むものじゃないか。
相手を思いやって、許しあって、助け合って育むもの。』

『………翔ちゃん。キザ』

俺は少し笑った。

『あはは………キザだったか………でも……
だからこそ智くんは許してくれるよ。
だって、智くん「嵐」を愛してるもん』