Gaydar ! -8ページ目

Gaydar !

HIV+です。ゲイです。それ以外の自分って...なあに?(笑)

僕はゲイですが 最近ほとんどテレビを見ていないので そのテの話題にはうといです(笑)
国民的大ヒット作と言われる「踊る大捜査線」のテレビドラマも、映画も、一本も見ていない(今や珍しい部類に入るのかな?)

ただし、この作品で共演している織田裕二と柳葉敏郎の仲が良くないらしい、という話は週刊誌やスポーツ新聞の見出しなどで なんとなく知っています。
イメージ的にも性格の違いが大きそうだし ウマが合わない間柄なのかな、と思った程度ですが。

そんな訳で 今まであまり興味がなかったのですが、この記者会見↓の映像を見て なんだか失笑させられてしまいました。

http://www.youtube.com/watch?v=SK9lS6tsfb0

酒癖が悪いそうですね?と質問されても ああ、自分はそうだよ、と答えるヤツはいないし、ましてや芸能人が酒の失敗談を自分から好んで語ることに何のメリットがあるの?と思えてしまう。お酒のCMの記者会見という場であろうとなかろうと、ね。
というか 本当は織田裕二との不仲について聞き出したくて 伏線としてこういう無意味な質問を投げていることだけはアリアリなのが苦しくて、笑っちゃいます。

「それ聞いてどうします?仕事は楽しくできましたし、僕らの間ではそれほど大きな問題になっていない」というのは 柳葉さんにとって本音でしょう。
人間ならば誰だって好き嫌いはあるし、たとえ周囲にそういう人間がいたとしても その場はその場でうまくやっていくのが、仕事をする大人の世界だものね。
当の柳葉さんでなくても こんなこと質問して一体どこが面白いの?と思いますよ。
酔っ払って 殴り合いのケンカをしてスキャンダルになったとかいうなら また話は別なんだろうけど。

自分の映画の試写会の舞台挨拶で、司会者に感想を聞かれて「別に…」って発言して大騒ぎになった女の子がいましたね。
以前から ライバルと目される若い女優との確執が取りざたされていて 最近結婚して芸能界に復帰したという 人呼んで女王様。彼女の何がそんなに興味をそそるのか、言動やら態度やら まだあれこれ言われているみたいです。
でも、20才そこそこのおこちゃまとは違うよ。40過ぎた自信のあるオトナなら、何を聞かれたって動じないでニコニコしてますよ。

「それ聞いてどうします?」って一瞬にしてあしらわれちゃうなんて、このレポーターは失格よ(笑)
でも こういう無意味なやりとり テレビの外の世界でもふえてるんじゃないかな?それが気になるんだよね~。そんなこと聞いてどうすんの?それ知って あなたにとって何が面白いの?みたいな。

おろかな態度をぶつけてこられたら 取り合わないで ニッコリ笑って無視すべきじゃない?

トヨタの大規模リコール問題について 大規模な公聴会が開かれたのは約2週間ほど前のこと。バンクーバーでキム・ヨナと真央ちゃんがメダルを競ったフリープログラムの前日 2月24日にあたる。

この下院の公聴会では トヨタ自動車の豊田章男社長が日本語の通訳者を交えて議員たちからの質問に答えた。これは アメリカでは非常に珍しいことなのだそうだ。

豊田社長は 公聴会に先立つ冒頭の謝罪文を英語で読み上げた。
「なんだ、英語できるんじゃん」そう思ったアメリカ人はかなりいたらしい。しかし本題に入ると、豊田社長はコミュニケーションを全面的に通訳に頼った。そこまでの語学力がないことを自覚していたからだ。
 '英語できるじゃん'と思ったアメリカ人の中には、本題に入った時点で英語から日本語に切り替えたことに首をひねった人もいたようだ。'それなら最初から全部通訳を介して話せば良いではないか?'確かに、そう思う人がいても不思議ではない。
たとえば CNNの名物番組 Larry King Liveでは、司会者のラリー・キングが番組の冒頭からそのことに触れ、番組に生出演した豊田社長になぜ通訳者をつけたのか、理由を尋ねている(しかも放送同時通訳者を介してだ!)こうした人たちは、トヨタ車の安全性についてのいろんな質問を、社長自身の口から英語で答えてほしかったということなのだろう(さすがアメリカ人的発想!笑)

僕は日本人だから 最初の部分でなぜ豊田社長が英語でしゃべったのか、不思議には思わない。
というより、はじまりのごあいさつで英語を使うという'社交辞令'は 海外に子会社や系列会社をおく日本企業にとってそれほど珍しいことではないはずだ。海外支社長クラスになれば、現地の語学がきっちりこなせるレベルでなければつとまらないだろうが、本社のトップが現地語にうといというのは、なにも日本人に限った話ではないだろう。
一方で、いま上に挙げたような'日本人的発想’の中身を流ちょうな外国語で相手に伝える...たとえば、今回のような世界的大企業の、もしかしたら今後の日本経済の未来にも影響を与えかねないような事態で いぶかしがる相手に 自分自身の口から説得力のある言葉で説明する...というのが並大抵のことではないのも、また事実であると思う。

そこで気になるのは...コミュニケーションに齟齬(そご)があった場合の責任を、通訳者がどの程度まで背負うべきなのか、ということを...世間のどれくらいの人が関心をもっているのだろうか、ということだ。

国際会議や講演などで あらかじめ話す内容が大まかに決まっていたり アジェンダにしたがって議事が進行するような場合は、基本的に同時通訳者が起用される。同時通訳者は、耳に入った言葉をとりあえず頭から順番に時間の流れとともにどんどん訳していく。文章のおしまいから改めて頭にもどって解釈しなおすようなことはない。多少意味が通じにくくても 訳された言葉が文法的におかしくても構わない。要求されるのはスピードである(こうした場合には、多くのケースで事前の資料が渡されるが)
これに対して より慎重になるべき状況では 同時通訳ではなく逐次通訳が利用されることも多い。日本語である程度しゃべった内容をまとめて他国語に通訳するという作業で 外国人の俳優やアーティストが記者会見する場合などを思い浮かべてもらうのが手っ取り早い。それでも 通訳者が発言者のしゃべる内容の意図を100%理解して通訳しているかといえば そうとはいえないし、それは不可能だろう、というのが僕の見解だ。
日本語で話していても、言葉の取り違えなどで相手の本意を曲げて解釈してしまうことは起こりうる。後になってから お互いの間違いに気がつく場合もあれば、相手の言葉づかいや態度に腹を立て、そこでコミュニケーションが終わってしまう場合だって少なくはないとも思う。
だからこそ、こうした時に 責任のすべてを...その間に入る通訳者のせいにしてもいいのか?...という思いが僕の頭をよぎる。
「それが通訳のプロの仕事でしょ」と言われればそれまで。もちろん 職務としてベストは尽くすべきだ。
だが 通訳者や翻訳者は人間ではあるけれども、機械ではない。インターネットの自動翻訳を使ったことのある人なら 一瞬のうちに相手の言いたいことを完璧に他の国の言葉に置きかえることがどれだけ難しいか 理解できるのではないかと思う。

こんなことを なぜ長々と書いているかと言うと...

実はいま、医療の現場で コミュニケーションがうまくいかないことを理由に 本当は治療が受けたくても受けられないとか 自分は本当はこうしたいのに 日本語がしゃべれないからきちんと相手に伝えられず 苦しんでいる日本滞在の外国人が たくさんいるからなのである。

通訳者の数が限られれば その通訳者が抱える負担はいやおうなく大きくなる。また、それとは別に、外国人(通訳を頼む側)がすべてを通訳者に頼りきり 自分が伝えたいことは当たり前のようにすべて訳してくれると思い込んでしまったとしたら それはそれでとても危険なことであると思う。しかし、家族などの身寄りがなかったら 頼れるのは通訳者だけになるが、当然、その通訳者の責任は重くなる。こうした通訳者の役割や責任の限界について、その周囲にいる人たちはきちんと認識できているのだろうか?

話は脱線するが...この間、オスカーの作品賞を取った「ハート・ロッカー」という映画を見てきた。
映画の感想や出来はご自身で確かめてもらうとして、僕が気になったのは、'コミュニケーション不足から、予想もつかないような事態がどんどん生まれてくることがあって、それはすごく恐ろしいことなんだよ'というメッセージが、シビアに訴えかけられていた点だった。

映画は...イラクに駐留する米軍兵士の中で 地上のいろんな場所に隠された爆発物を事前に探知し、撤去に活躍する爆発物処理チームの話だ。
映画の冒頭で爆弾除去の探知ロボットが登場するが、途中で不具合を起こしてしまう。最終的に頼りになるのは人間であり ある米兵=生身の人間が爆発物を破棄しようとする。
隠されていた爆発物が無事に発見され、起爆装置もセットされた。あとは、少し離れた場所で安全に爆発させれば任務終了。ホッとした足取りで仲間の兵士たちの元に戻りかけたその米兵は 不意に姿を現わしたイラク人の登場で生命の危機にさらされる。イラク人は手に携帯電話をもっていた。電話を動作させれば、携帯の電磁波がその爆発物に影響を与えてしまう。
緊急事態に気がついて、仲間たちはそのイラク人に向かい「電話を捨てろ!」「ボタンを押すな!」と英語で怒鳴るのだが、イラク人はためらいなくボタンを押し、爆発が起きる。こうして、その米兵は爆死してしまうのだ。
果たしてこのイラク人は英語を理解していたのか?理解した上でボタンを押したのか、それとも理解できずに押してしまったのか。答えによって180度意味合いが違ってくるが、この映画はどちらの可能性も示し 最後まで明確な答えを出さない(おそらく、意図的な演出なのだと思う)
明らかなのは すでにその時点でお互いのコミュニケーションが壊れてしまっていた、という その事実だけである。

同じような状況が 映画の後半でもう一度登場する。
その場合には英語⇔アラビア語の通訳者が別の米兵のアテンドをしているのだが、危機迫る状況の中、その米兵は、通訳者が'自分が主張したいこと'をきちんと訳してくれていないのではないか、と殺気だっていく。爆発まで残された時間はわずかで、通訳者も仕事よりは自分が逃げたくて仕方がないという状況、であるにもかかわらず。
仕事であるならば、通訳者は最後まで責任を負うべきなのだろうか?コミュニケーションのために、いかなる場合でも現場に残って職務を果たさなくてはいけないのか?そして '何か'が発生した場合に 米兵と通訳の どちらがより重い責任を取らされることになるのだろう?
映画の中のこととはいえ、ちょっと考えてしまったのである。

確かに 言葉でもどかしい思いをしないためにも 通訳や翻訳は必要である。しかしそれは万能ではなく、気がつかない死角がたくさんあることを肝に命じておく必要があるだろう。
映画に出てくる米兵の爆弾処理チームは、いつ終わるとも分らない爆弾処理に途方にくれる。どこかに隠されているはずの爆弾の数があまりに多過ぎるからだ。

同じように コミュニケーションの落とし穴も無数に存在している。
amfAR*の恒例イベント New York Gala が 2月10日の水曜日 ニューヨーク マンハッタンの42番街にあるゴージャスなイタリアンレストラン Cipriani  バンケットホールで開催されました。

今年のハイライトはふたつ。
まずは 大女優、ヴァネッサ・レッドグレーヴの娘であり「シンドラーのリスト」「スターウオーズ エピソード1」で有名なリーアム・ニーソンの奥さまでもあった女優 ナターシャ・リチャードソンの追悼セレモニー。
彼女がHIV/エイズのためのチャリティ活動に熱心に取り組んでいたのは有名な話。amfARでの親善大使をはじめ、さまざまな団体で活躍されていたのですが、残念ながら昨年の3月、カナダのスキー場での転倒事故がもとで昏睡状態に陥り、45歳の若さで亡くなってしまいました。

ナターシャの生前の功績を讃えるために、このイベントに参加しステージに立ったのが大女優 メリル・ストリープ。HIVがらみでいえば、彼女、映画「めぐりあう時間たち」や大作テレビシリーズ「Angels in America」に出演してましたよね。
ナターシャと親交のあったメリルは、彼女を追悼する意味で 舞台上で有名なアイルランド民謡「The Parting Glass」(日本風に言えば‘別れの杯’ってところかな)を披露。メリル自身、アイルランドの血を引いているし、リーアム・ニーソンはアイルランド人。そういえば、この「The Parting Glass」の歌唱で有名なアイルランド人のリアム・クランシーも 奇しくも昨年末に亡くなっちゃったね。

http://www.youtube.com/watch?v=vPt4UJDhhqI


メリルの歌の日本語訳を紹介します。

ああ、僕は自分の有り金をすべて使い果たした
良い仲間のために使ったんだけどね
僕がやってしまった事って 結局は
他の誰でもない、この僕自身に返ってきたってことさ
気を利かせてやろうとしたつもりだったけど
今じゃ何にも思い出せやしないよ
僕に別れの酒を注いでくれないか?
おやすみ みなさんに すばらしい喜びがありますように


もうひとつの柱は、ルイ・ヴィトンのCEOであるイヴ・カーセル氏、エルトン・ジョンとデヴィット・ファーニッシュに、長年にわたるHIV/AIDS関連のサポートに対する功績をたたえてamfARアワードが授与されたこと。そのせいもあってか、会場にはファッション関係者、俳優やミュージシャンなど セレブたちの姿でいっぱい。

レディ・ガガ、ルーファス・ウエーンライト、サラ・ファーガソン、ジェームス・ガンドルフィーニ、ダナ・キャラン、イマン、ハイディ・クルム、マルゲリッタ・ミッソーニ、アシュレー&メアリー・ケイトのオルセン姉妹、ルー・リード、「アバター」でナヴィ族の少女を演じて一躍有名になったゾーイ・サルダナ、カイル・マクラクラン、ジュリア・スタイルズ、クロエ・セヴィニー、アラン・カミング、ブルック・シールズ、そしてメリル・ストリープ など….
司会は ハリウッド版の「Shall we dance?」での快演が印象的で、最近では「ラブリーボーン」で悪役を演じたスタンリー・トゥッチ。

レディ・ガガとルーファスはステージ上で歌い、ライブ・オークションではシャロン・ストーンがデザインしたヴィトンの化粧ケースが19,000ドルで落札されたり HIV/AIDSのイベントとは思えないゴージャスなテイスト。
ま、日本じゃまったく想像できませんわな~(笑)
チャリティの入場チケットは完売で、それでも会場に入りきれない700人以上が激しい雪の中を外で待っていたそうだから すごいね。

あ、そう もうひとり 参加者として大物の名前を忘れちゃいけない。
「アバター」でも鮮烈な印象を残したシガーニー・ウイーヴァー。
彼女は 確かイエール大学の演劇科でメリル・ストリープと同窓生、ってことは、ふたりともすでになんと60歳!うっひゃ~ 還暦なのか!
この若作り いったいどういうこと?(笑)

*amfAR The Foundation For AIDS Research
略称:アムファー
アメリカに本拠を置く世界最大のAIDSリサーチ組織(NPO)として、1985年以来 予防や治療に関する教育、HIV陽性者に対する理解を深めてもらうためのアドボカシーを進めてきた団体。
著名な俳優や歌手などがAmbassador(親善大使)として、HIVやエイズの問題を一般社会に広く伝えようという活動を積極的に行っている。


http://www.amfar.org/default.aspx?id=270&linkidentifier=id&itemid=270


Gaydar !-メリルとヴァネッサ・レッドグレーヴ。貫禄です!
Gaydar !-相変わらずサイケなパフォーマンスのLady GaGa
Gaydar !-中央がシガニー・ウイーヴァー