きれいごとなんて.... | Gaydar !

Gaydar !

HIV+です。ゲイです。それ以外の自分って...なあに?(笑)


超久しぶりの更新ですが(汗)
ちょっと気になるネタがあったので UPしてみます。

子宮頸がんワクチンの予防接種が 世間を騒がせています。

投与された女子中学生に炎症反応の副作用が起こり 関節などに激痛が生じて日常生活に影響が出た と。
同様の例がいくつか報告され 現段階での積極的なワクチン接種が見合わせ になったそうです。

危険か危険じゃないのか まだ誰にも判断できない。
深刻な副作用が立て続けに報告されたのは日本だけ、
同じ製剤を利用したワクチン投与が実施されている他国では例がない。
だから"積極的な接種はおすすめしませんが、中止措置は取らない"という
二重の対応をとる。

どこか あの放射能騒動のときの
"直ちに甚大な健康被害はありませんが...."
を連想してしまいますが(苦笑)

僕には子どもはいないけど 親だったら心配ですよね。
自分の娘がガンになるかもしれない、って恐怖もあるし 
予防のためのワクチンで身体に影響が出たらもっと 困る。
健康被害が出た当事者や御家族の方々の苦悩は 非常に深刻なものだと察します。

しかしながら これは 
HPVワクチンに限った話ではありませんが、

どんな予防接種であっても 副作用が100%発生しない保証はありません。
メジャーなインフルエンザの予防接種ですら 副作用は存在するくらい。
パーフェクトな予防方法は存在しないわけだから、大なり小なりのリスクを負った上で予防接種を受ける必要がある ということは どこかで心に留めておきたい。
メディアが大々的に報じた"HPVワクチンキャンペーン"は よくあるイメージ先行型。
接種時の副作用のような"負の情報"が含まれているとは思えなかったけれど 現実はシビアです。

余談ですが........
"体の中に入ってくるもの”のリスクを考えたとき その想定がなぜか細菌やウィルス、放射能や大気汚染物質ばかり になってしまうのは なぜ?
市場にあふれる 効能がよくわかっていないような薬品やサプリメントを無条件で摂ることに関してなんの疑問も抱かない。
ましてや "誰かに注射をされる"のは正当な診療行為によるべきであり、体の中に針を入れることに対して もっと神経を尖らせたっていいはず。
ごく慎重に取り扱うべき問題なのに そのあたり 一般的に どう認識されているんだろう?
現代人はあまりにも鈍感すぎるというか バランス感覚に偏りがあるんじゃないか?って....
(僕はピアッシングもTATOOもNG 安全だと言われても なんか怖い気がしちゃうのです)

さらに言うなら なぜかわからないけど
"とにかく怖いのはガンで、ガン以外の病気ならなんとかなるんだけど" みたいな思い込みを持ってる人があまりにも多いような気がして どうなのかなあ と。
どんな根拠に基いているのだろうか。
怖い病気なんて ガン以外にだって ホントはたくさんあるのよ~。 

脱線しましたが、本題に戻して.....

今回の騒動で 同時に気になったのは 問題の背景にある別の側面

セックスに対する 現代人の意識の変化

について はたしてどれくらいの人たちが理解しているか ということでした。

例のメディアキャンペーンは あまりにもきれいごとに終始していたじゃない?
ヘタすると HPVの感染の原因がセックスにあるということすら あやふやで 
ひたすらに 子宮頸がんの可能性、子宮頸がんの可能性 ばかりが強調されていて。

HPVの感染経路は セックスです。
HPV-16、18型などは発がん化しやすいウィルス、
HPV-6、11型は 良性腫瘍の確率が高いウィルス、と言われています。
(尖圭コンジローマはHPV-6、11型に分類されていますが....)
女性の膣以外、喉頭でも感染する可能性がありますが、この場合は子宮ではなく
喉頭にガンができる可能性があるそうです。
つまりはオーラルセックス、フェラチオ その他による感染だよね。

こういうことが問題になるくらい 
将来に備えて小学生からワクチン接種が必要なくらい 
セックスは 現代の若者にとって 身近な問題になっている。
カジュアルセックス って言葉すら もう死語なんだろうか?
性関係を結ぶパートナーが複数いるのは 不思議でもなんでもない
そういう時代になってきたのは 確かなわけで。

我が身を振り返っても(滝汗)
セックスの低年齢化が悪いとか、けしからんとか 言うつもりはありません。。。
ってか ぜってえ 言えね~し w

しかし
"自分の娘がセックスなんて、まさか" と考えるような親で 
でもHPVのワクチン接種は必要だよね と主張される方がいる としたら 
現状に対して きちんと向きあえていないのではないかなあ。

そこを理解した上で接種を受けた子とその親って どれくらいいるんだろう?

そんな話は 小学生には早過ぎる?
でも 大切な部分を伏せたまま わけも分からず接種を受けさせられる子どもって...
かわいそうじゃないかな?

ワクチンの接種は たくさんある感染予防方法のうちのひとつ でしかありません。
HPVワクチンを接種しさえすれば すべてのガンのリスクを完璧に抑えられるわけじゃない。

オトナが子どもに きちんとセックスの話をして
どこにリスクがあって それを防ぐための方法のひとつとして 
ワクチン接種という方法があるんだよ って伝える。

本当に大切なのは ワクチン接種で安心~ ってことなんだろうか?
HPV、それ以外のさまざまなSTI(性病)、もっと言うなら
自分の体の外には 性病以外でもいろんな病気を引き起こす可能性があるウィルスや細菌だらけの世界が広がっている。
現代の医学では ガンの発生原因にウィルスの関与が認められるようになってきたケースも増えている その事実から目をそらさず、きちんと伝えるってことが重要なんじゃないか。

危険は 目に見えないところにこそ潜んでいる、だからこそ危険なんだ ということを。
でも その危険と向き合い テキトーにかけひきをしながらも
うまく同居していくことが 日常を生きる ということなんだと。

オトナが いま判明している事実の範囲内で伝えることで 
子どもは 何がリスクで 何がそうじゃないのか
自分で判断できるような基盤を作ることができるようになるでしょう?

そうさせなきゃ ダメぢゃん。
はっきり言わなかったら 子どもは学べないです。

そして これはもちろん
ゲイの子どもたちにも 同じことが言えるのではないかな って。

いたずらに恐怖心をあおるから、という理由で伝えない。
ゲイの子ども自身に学習の機会を与えない、では 
ゲイの子どももリスクを学べない。

そこが抜きになったHIVやSTIの予防啓発なんて 
これからの時代は どう考えたって ☓ でしょう。