世界の人口が70億人を超えましたね。
正直言って…想像もつかん、70億。
1800年には 世界の人口は推定で10億人、1900年には16億人と
100年で6億人くらいしか増えていなかったのに…
1900年~2000年では54億人の増加。
前の世紀のなんと9倍です!
こんなに人が増えたら、殺し合いが増えたり いろんな病気が増えてしまっても
当然~ と思ってしまう。
ひじょ~に単純な計算をすれば、世間で"同性愛者"と呼ばれている僕たちの数だって
確実に9倍は増えているはずですよね。
HIVポジティブの数について考えても…
人口が1億3千万人の国 日本で2万人って 実はムチャクチャ少ない数字。
世界でもいちばん流行の少ないレベルなんですよ。
実は、外国では驚く人も多いくらいで。
だからこそ 男性間での数字が極端に高い(毎年1,500人づつくらい増えている)のが
目立ってしまっているのだけど…
HIVに限った話ではないけど、病気にならないに越したことはない。
医療費がどんどん増え続けるのは深刻な問題。なんとかせにゃいかん、のも確か。
だから予防はすごい大切だと思うし、それに対して疑う余地はないです。
でもね
有病率が人口の0.0001%(またはそれ以下)だなんて
こんな国、世界中にほとんどないんですね。それは事実なんです。
それって 日本人み~んなが徹底して予防や衛生管理に気をつけているから?
ホントに?
日本人って 他の国に比べて セックスの回数が少なすぎるからなんじゃない?
という意見もあるくらいですが、はたして?
たとえば、生活習慣病の話をするときに 病院で
ふだんどんなもの食べてますか、一日何回食事してますか、
糖分や脂肪は多すぎないですか、定期的に 体を動かしてますか とか
プライバシーに触れるようなことであっても いろんなこと聞かれるじゃない?
じゃあ HIVやSTIの話をするときに
セックスをする回数はどれくらいですか?
という視点から話をしてくれるお医者さんって どれくらいいるだろうか?
多いのはオーラルセックスですか、インサートですか?
前戯はしますか? 相手と どんな風にコミュニケーションをとっていますか?
という話は 本当は病院で行われなければいけないんじゃないかな。
(実は 性病科ですら そういう話はあまりされていない というのが僕の実感)
セックスが人間の生活の中から スパッと切り離されてしまっているんです。
患者も医者も 照れたりこそこそせずに ストレートな話が出来る環境があって
あなたは回数が多めなので その分リスクも高くなる だからこそ 先々のことを考えて
こういう風に健康を維持しましょう、という段取りをもってきて
そこから予防の話が出てこなければ みんな真剣に受け止めてくれないはず。
そういう セックスに関する話を おちゃらけじゃなく 時にはまじめに語る
という機会が 今の日本にはなさすぎる。
これは ノンケとがゲイとか 男性とか女性とか関係なく みんな一緒だと思う。
予防って大切なことなんだけど
なんで必要なのか だから必要なんだということを みんなが納得しないまま
現実を無視して理想だけ語っても 先には進まないのに....
ハッテン場の公然わいせつ問題で ゲイに対する風当たりは強くなると思うけど
おなじ批判をするなら、おちょくったりからかうんじゃダメ。
あなたたちの問題点はここにあるんだよ…と、説得力のある言葉で 冷静で客観的な
話をしてくれる人がいてくれたら だいぶ違うんじゃない?
いまの日本には 残念ながらあまりいないけれど。
相手が本気で話をしてくれるから、聞く側も本気で話を聞いてみよう って思える。
人間のコミュニケーションって そういうものではないですか?
これから 12月1日にのAIDSデーに向けて「なぜ日本だけが増えているのか…」
議論がまたぞろ蒸し返されると思うし 「ゲイやバイセクシャル男性の増加率が...」
と聞かされてうんざりしちゃう方もいるかもしれないけれど
ぜひ今の世界の 日本の現状をきちんと理解したうえで 実りのある話をしてほしい
と思います。