ゴッホ展に行ってきました。
天王寺駅から
茶臼山を抜けて大阪市立美術館へ行くその道中、
私の前を歩く若い女性二人組が、
茶臼山でウロウロするおじいさんにすれ違いざま
「雨降っとらんぞぉ」と言われて、
即座に
「暑いからさしてんねーん」
と呼吸をするように返答しているのを聞いて、
さすが関西の子や!と感心しました。
おじいさんはまだ
「傘は雨がふったらさすもんと違うんかー」
と、誰に言うでもなく、
ぶつぶつ言いながら去って行きました。
おじいさんは
決して喧嘩をふっかけている訳ではないのです。
女子もそれを解っています。
今の会話は、
「暑いなー」「そやなー」みたいなものです。
普通はびっくりしますよね
急に知らないおじいさんに
「雨降ってないのになんで傘さしてんの?」って言われたら。
そりゃ、最初はびっくりしたと思う。
でも、子供の頃から大人たちの対応を見て自然と学んでいくのです。
辛い時、怖い時、どうしようもない時こそ、
それを笑いに変換するんやってことを
西洋画家の中で、ゴッホは割とその生涯に心惹かれる方も多いのではないでしょうか。
彼の人生は痛い。
痛すぎる。
ゴッホは普通じゃない。
ゴッホは日本が好きだった。
日本の浮世絵に惹かれ、
あー、自分もこんなユートピアみたいなころにいられたら…と思って似たような南仏に行って傑作をたくさん残して
そしてあっという間に逝った。
私は思う。
辛い時、怖い時、どうしようもない時、
それを笑いに変換できるって大事なんやでーって。
でも、それができないのがゴッホ。
できなかったのがゴッホ。
だからゴッホ。
長く人々の心を癒す作品を描きたい‼️と願い、
誠を尽くした素敵な絵描きさん。
私の好きなアーティスト👨🎨✨
良き展覧会でした🌻🌾
関西では9月から神戸で『大ゴッホ展』があります。
そちらはまたどんな風に魅せてくれるのか楽しみです♪
ではまた