先日、いつも行っている図書館で、
47都道府県の食事が載っているマニアックな本を見つけ、とりあえず出身地の大阪府を見てみる事にしました。📕👀
大正の終わりから昭和の初めごろの大阪の食生活を、当時の住人達に聴取し構成されたもので、これが結構面白い。
民俗学が好きなので、
こういう生活が現実にあった事に興奮します
大阪府は三つの地域に分かれており、
私は【北河内(きたかわち)】地域の出身です。
で、
その北河内地域の食のこだわりで面白かったくだりを2つ紹介したい
☝️ようかび
五月八日を「ようかび」という。
新婚の花嫁はようかびの風にあたるとかびが生えるといって、前日七日に実家へ里帰りをさせる。
九日は、かしわの骨でだしをとって、水菜ともちを入れたかちん(澄まし雑煮)を食べて、母親につきそわれて嫁ぎ先へ帰る。
『新婚の花嫁にカビが生える』
っていう発想なんなん
✌️淀川流域に住む人々
淀川は、流域に住む人びとの暮らしに川魚をはじめさまざまな恩恵をもたらす。
左岸には肥沃な水田二毛作地帯が広がり、農家ではめでたいといってはもちを揚き、悲しいことが起きたといってはもちを揚く。
『とりあえず餅を食っとけば全て収まる』
小市民感よ
ちなみに、
『大阪には「まったりとした味」という言葉があります。』
と書かれていたのだけど、
「まったりとした味」という言葉は全国区ではないのか?
解説によるとこうらしい。
👇
だしと調味料の絶妙な組み合わせによって作り出される鹹すぎず甘すぎないコクのある旨みが口の中でゆっくり広がるような味わいのこと。
いやもう、ソース味
でええんちゃう?
ついでに現在暮らしている尼崎は兵庫県なのでチラッと見てみる。
兵庫県、薄々知ってたけど、
昔からどの地域もいろいろ美味しそうやし、地域色めっちゃあるし、豊穣な国で羨ましい!!
ゆとり✨を感じる
大阪府の北河内はなんか地味やったわ〜〜
必死に生きてる感が溢れてた(笑)
今は
『食い倒れの街、大阪』
ゆうてやらせてもろてますけども。
きっとその境遇を補って余りある
✨商人の力のお陰ですね💪
元大阪府民としてもちろん大阪はなんや言うても気になりますし、好きですし、尼崎はほぼ大阪ですけど、
とりあえず今は豊穣の民になれて嬉しいです♡
そんな訳で、
きっと
皆さまの故郷にもたくさんの食のおもしろエピソードがあることでしょう〜♪
おわりー(笑)