お通夜、お葬式、火葬、初七日と、怒涛の二日間を終え、木曜日からはまたいつもの日常に戻っています。
とは言えこの数ヶ月、ギューゥン⤴︎⤴︎と踏み込んでいたアクセルです。
急には止まれません。
密にしていたやり取りや、心を向けていた対象がなくなって、
えーと、私ほんまにもうなんもせんでええのかな?
という、若干の戸惑いの中にいます。
なんだか下りのエスカレーターを必死で上ろうとしているような、
遅刻しそうで焦って飛び乗った電車の中でまだ走っているような、そんな意味のない行動をしている時の感じです(笑)
私の思いを案外私だけが気付いていない事もあるだろうし、
そんな事においても私のペースで
大らかに受け止め、
じっくり父を偲んでいきたいと思います
さて、怒涛の時間を少し振り返ります。
家族葬という事で、
懐かしの面々と一通り挨拶を交わしましたが、
5年ぶりくらいに会った親戚の子のお顔がアップデート(整形) されすぎてて、
え、誰?ってなったり、
私の育ての親みたいなおばさんがいるのですが、そのおばさんとの十数年ぶりの再会に、父のことよりも号泣してしまったり、
なぜか昔から私の事が大好きな親戚のおじさんにベタベタされたり、
お坊様がお話しして下さった父の戒名の由来に涙したりと、
まぁ、いろいろな感情に浸っている間にあっという間に終わりました。
式場にあった絵本
どれもとても心に沁みました。
そしてお通夜明けの朝には、
普段の私なら「ええわぁ」と言って参加を遠慮するであろう事、
家族みんなで輪になってラジオ体操を
第二まで全力でやり、
それぞれのオリジナルの奇妙な動きに笑いが止まらなくなったり、
トランプもしました。
ババ抜きを3回、7並べを1回をして、
姪っ子の、ババ引き率の高さと、意外に策士な事を知る。
そして、いよいよお葬式です。
が、葬儀前の集合写真撮りで20人くらい、みんな数珠を忘れて、あわあわ取りに戻ったりしたのも、コントみたいで面白かったです。
父も一緒に笑ろてるやろなぁ!って思って、胸がほっこりするひとときでした
そして、
出棺の時はもう、ただただ涙涙でしたが、
その後、
火葬場の方が某ドラマの鬼教官(キムタクがやってたやつ)みたいな風貌で、骨を拾っている母がなんか怒られてる生徒みたいで、後ろから見ていて、泣くよりもハラハラドキドキしました。
で、また葬儀場に戻り、
初七日の法要をしました。
そのお焼香の時に
知的障害のある叔母がスリッパを履き忘れていた事に気付いたのだけど時すでに遅く、カラフルな靴下丸見えでテクテク歩いて戻ってきて、「冷えるわぁ!」と言ってクスクス笑い始め、
さすがにこの時は
あー、家族葬で良かったー!と思いました。
私達家族は慣れているけれど、
知らない方はこんな厳粛な場でニヤニヤ笑っているとかビックリされるだろうからね。
まぁそんな事もありながら、一通り終え、
最後は、今回、父の事で一番頑張ったであろう姉が、時間が迫っていたがために式場の人にせきたてられ、喪服を大急ぎで脱いで、それを小脇に抱えたまま追い出されるように出てきたのを見た時は、
もう悲劇の中の喜劇やなと思いました。
涙も笑いも紙一重。
生きるも死ぬも紙一重。
そしてその足で、息子と私は尼崎に戻りました。
鬼のように眠かったのですが、
息子としばし語らい合い、
香典返しで貰ったカタログに『ポートピアホテルでのランチ2名様』というのがあったので、それを申し込みました。
息子と行こうと思います♪
今は、持ち帰ったお花が、良い香りを放っています♡
元気出して下さいね
と下さったお花♡
あとは、四十九日の法要が11月3日の日曜日にありますので、その日はレッスンをお休みさせて頂きます。
改めてこの度はたくさんのお声掛け、励まし、お気遣い、長々とお読み頂き、どれもこれも本当にありがとうございました✨
