▼本作の評価・感想・各話リンクは以下にまとめています。
目次
あらすじ
評価
感想
構成
スティープルチェース編Ⅳ
前置き・・・
おそらく2軸で展開されると思う。思いたい。達也vsパラサイドールと九校戦スティープルチェースです。比重は8:2ぐらいになると思うのですが、達也にしては壮絶な戦いになったと記憶しているのでビジュアル面でのクオリティに期待したい。また高校生たちの活躍を観る機会が全然なく視聴者的にフラストレーションがたまる展開となっているので、深雪はじめとした面々には頑張ってもらいたい()。
あらすじ/スタッフ
ついにスティープルチェース・クロスカントリーの女子の部が始まった。達也はピクシーに全パラサイドールの位置を把握させると、パラサイドールが選手に接触する前に、すべて始末しようとする。だがパラサイドールは達也の想像を超えたスピードで魔法を発動。手こずりながらも何とか最初のパラサイドール封印に成功する。残りのパラサイドールたちを次々と封印していく達也だが、彼の前に最高性能個体プライム・フォーが立ちはだかる。
評価:7/15点
*各5点満点で評価する
脚本(シナリオ+構成)
点数:2
ポイント:
キャラクター
点数:2
ポイント:
演出(作画+美術+音響+etc)
点数:3
ポイント:
感想
これが10年前ブイブイ言わせていた作品なのかと、そう思うほどに出来が悪かったです。
前提として話が難しい。にもかかわらずシリーズ構成と今話自体の構成のどちらもイケていない。スティープルチェースと達也vsパラサイドールが同時展開される、その後九島烈の失脚、周公瑾の逃亡という流れ。起承転結のきれいな構成では全然なかった。
パートに分けて振り返る。スティープルチェース。高校生たちとその裏で活躍する達也が同時並行して描写される展開でした。これにより達也のタスクの重要性が強調され緊迫感は増します。が、達也が強すぎて緊迫感などみじんもなかったのが事実。またスティープルチェースの様がないので長い距離を高校生たちがマラソンしただけのように見えたのが非常に残念だ。達也に戦闘については言うまでもなく圧倒的だった。国防軍の人間が実況解説してくれていました。あの掛け合いにもう少しこだわりがあれば盛り上がったかもしれない。こんな感じで大事なパートであるにもかかわらず淡々と進んだ。次に九島烈。正直なところ各所が同時並行で暗躍しすぎたせいでテレビアニメでは理解しずらくなってしまっていた。このため九島烈が喜んでいる理由や、その後の佐伯からの言葉の意味などを真に理解できた人はいないのではないだろうか(原作未読者)。説明口調にもかかわらずビジュアル的にも親近感のないキャラ同士の会話というところであまり入り込むことが出来ない。ここでのやり取りに達也やみのるが関わっていることを示すべく何かビジュアルで描画してほしかった。というかみのるについてもう少し触れておくべくだったかもね。これは小説じゃないんだよ。最後に周公瑾と黒羽当主との戦闘。これもひどい一瞬すぎてなにやってるのかわからない。これによって黒羽がただの無能にしか見えない。本当に不憫。彼の役割は四葉にとって達也がどんな存在であるかを示すものだった。
残念過ぎる結末となりましたね・・・。高校生たちの青春を大幅にカットした割に後味が薄味になる。視聴者的にはおいしいところが一つもなかったと言えるかもしれないですね。せめてスティープルチェース編というタイトルがついているのだからスティープルチェースの様子ぐらいはもう少しまともに映してほしかったかな。
批判ばかりしましたが、次回から古都内乱編がスタートするわけです。ようやく九島みのるが達也たちの前に登場します。物語的にある意味大きなターニングポイントとなる章になるのでしっかり作りこんでほしいところだ。
以上。
構成
【起】
大会11日目
スティープルチェースの会場。
達也がピクシーとともに準備する様子。
スティープルチェースの競技スタート。達也のスケジュール。
/オープニング
国防軍。達也を殺さないよう九島に要求。
達也とパラサイドールの戦闘開始。
パラサイトの無力化(休眠状態)に成功。これは前日に藤林と八雲の会話を聞いていたからできたのだ。
ピクシーと会話してパラサイドールを突き止める
/
次々とパラサイドールを打ち倒す達也を見て国防軍ではあの名前が挙がる。
/
スティープルチェースの様子。
トップ組が戦闘用ガイノイドを発見する。
/
引き続き達也の戦闘。
ここで10体目の無力化。完全思考型CADを使う様子も見られる。
残り4体まで打ち倒す。
【承】
残りは最高戦闘個体プライムフォー
/アイキャッチ
戦闘開始。
エリカの速度と同程度と評する。(エリカは達也視点で作中最速と評されている)
パラサイドールたちは高レベルでの連携を持って戦う。ピクシーはパラサイドールの思考を読むことが出来る。ピクシーにパラサイドールたちの会話を中継するよう指示。これにより達也に攻撃が当たらなくなった。
1体ずつ無力化していく達也。そして気づけばすべてを掃討。
/
スティープルチェースでは深雪の勝利で幕引き。
/
国防軍の元に現れるのは黒羽だった。
【転】
九島烈のパーティ。
そこに風間・佐伯が登場する。
四葉からの音声データをその場で公開し、パラサイドールの運用は中止するようにと。
そして九島烈に対して隠居するようにと。
/
エンディングをBGMにパーティの様子。
【結】
横浜中華街
周公瑾を捕えようとする黒羽家。達也の到着を前に片を付けたい。
/
黒羽vs周公瑾。