【まとめ】【評価】【感想】#05-08 ガールズバンドクライ | じゅんぷーのブログ

じゅんぷーのブログ

ブログの説明を入力します。

 

目次
#05
#06
#07
#08★ここまで視聴済み★
他シナリオ

 

#05『歌声よおこれ』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

【歌声よおこれ】。この作品がこのタイトルの100%を回収することはできないと思っていました。いや~これは面白かった。シナリオはダイヤモンドダストに対して、新ボーカルに対して、桃香に対して怒りの歌声を響かせるというものだ。そこに向けての構成が、対バンに招待→チケット→ダイヤモンドダスト→対バン。自身のライブのチケットの描写から逆にダイヤモンドダストのチケットを入手という流れは自然で悪くなく、というか自分たちのライブフィニッシュに向けてダイヤモンドダストを活かす形でありむしろ良い。そしてダイヤモンドダストのライブの後、いつもの仁菜が発動する。これまではやってるよ・・・という思いが強かったが、ダイヤモンドダストによって自身の負の過去に触れたこと、そしてそこに今は桃香がいないことからそれに理解が出来た。というより、東京ドームシティでわけもなく叫んだ描写が、その実視聴者に一呼吸置かせるためのものだったのかもしれない。それに怒りの矛先となった桃香自身が彼女の怒りに感謝していることも大きい。その勢い止まらぬままのライブ。五万字の感想文を書けるくらいクオリティが高かった。いうまでもなく音楽のクオリティが高い。歌がうまい。この作品における前提ですね。加えてCGを活かした実際のライブのようなカメラワークによって臨場感が凄まじい。またそのカメラワークを活かすように観客のクオリティが高いんですよね。アイマス、ラブライブ、アイカツ、プリパラといろいろ見てきましたが、ここまで観客が動く作品はなかったと思う。見応えにつながっていた。そんなことよりステージ上での仁菜の独り言が鳥肌ものだった。

次回に向けて新たなメンバーとなるキャラが本格的に参画してきそうな雰囲気出てましたね。この勢いを殺さずに見せてほしい。

以上。

 

#06『はぐれ者賛歌』

  評価:13/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:4/5点

▶演出(作画+美術+音響):4/5点

 

  感想

前回の勢いを落とさないままに追加キャラの登場。こういうのった勢いを落とさない全体構成つくりは大事だと思う。シナリオは新メンバーの登場と桃香を納得させること。このシナリオを成り立たせるための構成としては、新キャラの登場→バンドの目標について→スカウト→フェスに向けてという感じ。前回ほどのたくみな構成は感じなかったが、起承転結があるきれいな構成だった。前回もそうだったがこの作品は転を受けてキャラクターたちが話し合う尺が長い。これは桃香というキャラクターに影響していると思う。作中ですばるによって語られていたように、桃香は内面に二つのキャラクターを持っている、これによって桃香の中にどっちつかずさが多分にあり、その結果話し合いにかける・・・いやかかる尺も増えてしまうというわけですね。その結果次回持越しでダイヤの原石になるべくフェスに出演することを決めるのでありました。構成の出来が良かったです。ただし新キャラ登場のわりに新キャラの説明が少なかったですね。なんとなくこんな感じのキャラみたいな認識しかないです。ただ5人での演奏パートは明らかに前回のそれとは異なっていて、バンドの面白さを感じることが出来ました。。。次回はフェスですね、どうせバンドメンバーになるんでしょうけど、フェスを通じてどうやってなっていくのかには注目です!

以上。

 

#07『名前をつけてやる』

  評価:12/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):3/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):4/5点

 

  感想

名前を付けることが今話の目的に見せかけ、その実桃香からの切り出しで最後のライブとなった中で仁菜が何を歌うか何を決断するかが目的でした。

前回の話の流れ的に、今話はバンド名を付けて大きなフェスに出るものかと思っていたがそうではなかった(笑)。多分そのフェストやらには「新川崎(仮)」で出演したのだろう(笑)。そしてそこから今回のお話が始まり、前半をかけて名前決めの展開となりますが何も進まず(仁菜のお姉さんが来たことで、仁菜の事情を事細かに知ることは出来ましたね)。そして後半は名前が決まらないまま遠出してライブに向かう。が、ライブの前日にいつもの言い争いが勃発。発端は桃香からの翌日のライブでバンドを脱退するという言葉によってだ。ポロっと出てきた言葉の方が火力強かったりしますね。そしてその夜仁菜は何を考えたか知らんけど湖に向かった・・・。ここの意図は次回分かるんだろうね。そして当日いつも通り仁菜の自分語りで始まり、仁菜が予備校をやめる宣言をして終了。ライブに関しては5話の出来があまりに良かったので今回分で語ることは特にない(曲よかったです)。姉とのやり取りを回収するものであり、今話の結論であり、次回へのひきとなった仁菜の最後のセリフは桃香に影響するのかどうか注目ですね。

この他では名づけというところで仁菜が勝手にトゲナシトゲアリというバンド名を付けちゃいましたね(笑)。しかも観客が着用していた衣服に入っていた文字から・・・。また、5人の掛け合いが痛快ですね。建前ではなく本音で言い合っているからこそ出てくるワードが視聴者に相当ツボるものがある。

今話も面白かったです以上。

 

#08『もしも君が泣くならば』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

素晴らしい、その一言に尽きる。

前回のステージ上での宣戦布告を受けての今話。当然開幕から仁菜vs桃香の様相を呈したわけですが、アバンはそうではなく、桃香が学生だった頃の描写がありました。「難しいことだからこそ、退路を失くす」。そしてその後、車内での喧嘩から物語は始まる。パーキングエリアでも喧嘩。社内戻っても喧嘩。別れ際にも喧嘩(笑)。そんな中ですばるは桃香のフォローをする。いやフォローというより、仁菜以外のメンバーから本気であることを伝えることが目的だったと思います。その役目がすばるが適していた。そしてこの時彼女は「本気なら退路を断って目標を決めなきゃだめだ」という仁菜の言葉を掛け合いに出す。すばるが、桃香が過去に同じようなことをダイダスに言っていたことは知らないだろうからこそこの言葉は桃香に刺さったと思います。そして開幕にこの言葉を聞いていた視聴者一同も胸圧だったと思う。その後は仁菜がギターの練習をする描写から、退路を断つ描写。そして聖地牛丼屋にてバイトを始めるのであった。・・・そこに桃香が現れる。バイト姿の仁菜とそこでのかけあいが面白かったのは言うまでもない。話を戻して桃香によって対バン会場に連れていかれてダイダスのライブを観ることに。そしていつも通り喧嘩。収拾がつかない喧嘩に収集を付けたのは意外なことにダイヤモンドダストであった。彼女たちが何かしたわけではないが、居合わせたことで桃香が逃げて、それを仁菜が止めて。ここでのキャラの掛け合いが最高だった。『もしも君が泣くならば』というタイトルの全てが詰まっていた。ダイダス大人組もいい人たちで、桃香にがんばってほしいという思いを感じられた。あえて桃香と対立するような、あおるような言い回しをすることで桃香と仁菜に徒党を組ませるよう仕向けていたように感じた。ダイダスのボーカルはだんまりだったが。最後にいつもの小指を突き立てるポーズを決め込み宣戦布告をしてその場を去りました。車内では桃香の涙。見て見ぬふりの仁菜。

このまま一生仁菜と桃香は喧嘩するんだろうなと思った矢先、やっぱり喧嘩してました(笑)。そんな中で出てきたのがダイヤモンドダスト。自らドライブしていったとはいえ都合いい展開と感じてしまったが、これがあったからこそ次のステップにきれいに繋がるわけで秀逸だった。仁菜ト桃香に共通の目的を与えて結託させる存在が大事だったんですよね。それはバンド内の誰にもできるわけではなく。

それにしても桃香さんがアイドルバンドだ何だと罵るところは大爆笑しました(笑)。また。なくなったと思っていたフェスの件が残っていたようでそれを次回に回収するのかな?と思います。これ以上ないきれいな形でトゲナシトゲアリvsダイヤモンドダストの構図を作り出せているので期待値は超高いですね。

以上。

 

 

その他のシナリオ