その後も連日の曇りと小雨続きの中で、夕暮れの雲間から日が差した瞬間に、7年振りにブタクサを見つけました。 自転車のペダルを漕いで家に帰り、カメラを持ち出して何とか雲に隠れる寸前に間に合いました。
大小混ぜて5、6本が生えていました。
ブタクサではブログを始めた13年に痛い目に遭っているので、今回はそうは驚きません。
あれから随分経ちますが、街なかでブタクサを見ることはありません。 弥生新道の拡張工事の場所も、工事が終われば見かけることはなくなりました。
車や自転車で回るふだんの行動範囲では、道路端も空き地も全くと言っていいくらい生えていないのです。
雄花群です。
雌花も写したくなって、曇天ながら一応の写りで撮れました。 雄花群の基部の部分にいくつかの雌花序があります。
花粉症で有名な植物ですが、道内では西南部に多く道東十勝での分布は少ないですし、この気候ではそう侵略的にはなれないようです。 アメリカオニアザミはどんどん空き地に増えてきていますが・・。
前回の経験から、「雪捨て場」の道路ではどうだろうと思い、今日小雨の中で見てきました。
街からすぐ横の堤防下の道路に入ると、雪捨て場に着くまでの道路の両サイドには、やはりブタクサが見られました。
空港へ行く国道はどうかと行ってみると、少し宅地化が進みましたが下が農地の法面のある場所になると、こちらもブタクサが列をなして生えていました。
この十勝では、人が草刈りしたり逆に草むらとなる場所には生えてこれず、特に大型トラック(タイヤに種子が付着して)が年中通る日当たりのよい路傍にだけ、生育してくるような気がしています。