かれこれ1か月くらい、個別コンサルティング以外の仕事をしてない。それも8割はオンラインなので、いくつかの打ち合わせと、いくつかの食事会以外は、全部オンライン。そして目にするものは避けても避けてもコロナ関係。テレビもネットもSNSも全部。そりゃそうだけど辟易する。
だからちょっと今日何日?って感覚になってくるし、うっかりすると毎日「え?なんでもう4時?」みたいな時間の過ごし方になっちゃっているのは我ながらいただけない。反省しかない(やる気スイッチ探してこなくちゃw)。
わたしよりもっとしんどい人、大変な人は山ほどいるのはわかっている。だから何か言えることなど到底ないのだけれど、ちょっとだけわたしの昔話をしようと思う。わたしにとっては暗黒のあの頃のこと。それでも「今は楽しい」ということを。
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自分語りで恐縮だけれど、我が家は(正確に言うと、亡夫の経営していた会社は)バブルに翻弄されて急成長し、バブル崩壊で真っ逆さまに落ちたことがある(自宅マンションも購入額の半額で売ったなあ…汗)。そりゃもう天国から地獄ってこういうことを言うのね、って当時は思ったものだ。
バブル時期に独立して右肩上がりに伸びていて、バブルに陰りが出てきたころに、ある都銀(今はメガバンク)さんが夫の零細企業に融資をニコニコご案内してきて(当時の主要銀行は信金さんだったのに)、不動産購入(3階建てのビル)を強くおススメしてきて(バブルっぽいね)、それを担保に他の融資をまとめて一本にしましょう的な(まるで半沢直樹のドラマ)、あれが頂点っていうか間違った頂点だったよね。その1年後くらいにバブルがはじけて、あっという間に手のひら返した銀行さんが貸しはがしに来た(あのころはそんな話がゴロゴロしてた)。
そのころの夫は人が変わったように資金繰りのことしか頭になくて、細かいことは覚えてないけれどとにかくピリピリして人相が変わってた。サラリーマンで比較的給与の高いわたしは、夫の収入がなくても家計を支えることは出来たので(長女が3歳くらい)、「そのうちなんとかなるんだろう」くらいにしか考えてなくて(でもまあ、双方の両親からお金を借りたりもしていたけど)、ほんとうにリアルを知ったのはその1年半後、夫が事故で亡くなった翌日だよね。会社の経理担当から「あの…明後日の手形が落ちません」って言われてね(苦笑)。ドラマだねえ。凄い額の債務を知ったのは、産後4週間と2日目だよ(産後の肥立ちはどこへ?w)。
当時のわたしは産後まもなくてそうでなくとも頭が働いてなくて、しょせんサラリーマンだし、今思えば負の相続なんだから放棄したらよかったんじゃないかとか、いやでもわたしや義父が保証人になってたものもあったし無理だなとか、会社の整理に何年もかかったんだけど、顧問税理士さんまで若いのに亡くなるとか、弁護士さんはなかなかひどい人だったとか、他にもヒドイ話があったなとか、最後に懸案の社屋を売るとき、とてもお世話になった方には頭が上がらないと思いつつ、お礼してあったっけ?とか記憶がもうまだらで。
保険金の凄い金額が通帳の上を動いて右から左に無くなったんだけど、ある日金額が記帳されただけでとある地銀の支店長と副支店長が飛んできた。「いや、これは右から左に通過するだけですから」と言ったのに、「とにかく定期に」って言って「金利も特別に…」とか頭下げられて、「世の中ってこうやって表にでないエコひいきがあるんだなあ」とぼんやり感じたりしたよね(もちろん右から左に消えたお金なので、意味なしw)。
頼れる人は税理士と弁護士と会社の経理の人だったんだけど(わたしは会社を処分するために、一瞬社長をやってた)、日々お金をただ右から左に動かしてただけで意思決定のあれこれを、ほんとに思い出せない。会社2つあって畳んだはずだけどもう、細かいことは記憶の外。
ただ、夜泣きする0歳児の次女と、戦友のように歯を食いしばって大人になっちゃってた5歳前の長女を守ることだけで日々が過ぎていってて、次女の夜泣きのせいで明け方よく抱っこして窓の外を眺めていて、そうすると徐々に東の空が明るくなってくるんだよね。太陽が上るのがあれほど嬉しかったことはないなあってくらい、毎日お日様に力をもらっていた。
その間いろいろ、怖いことや辛いことや悲しいことや悔しいことがあったけれど、でも、多くは記憶の外にあって、くわしく思い出せない。ただ意識の中にあるのは「会社つくって人を雇って社屋を持つなんて怖いことは絶対に自分の意志ではやらない」ってことくらい(笑)。そんな思いをしたのに、独立してフリーランスでいる自分には笑っちゃうけど、やっぱりあの時のことを怖がっている自分がどこかにいるので、人を雇うとか考えられない(だから今この瞬間も、雇用を守って頑張っている経営者さんには、リスペクトしかない!!)
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ふりかえればバブルのあとリーマンショックがあり、そして今はきっとリーマンショックよりずいぶんひどいことになりそうで、わたしもまあまあヒマにしている。ただ憂鬱な気持ちはあるけれど、自分の事業の将来性が、ということに深刻さはなくて(それはそれで課題だけど・笑)、なんであれ生きていればなんとなかなると思っているから(と言える気軽な立場に身を置いているからだけど)。
この10年、ビジネスの中心はすっかり変わった。だからきっとここからもどんどんメインのプレーヤーは変わっていくんだろう。何かに日が当たれば何かが陰になる。それでも日陰でこそきれいに咲く花もあるように、しぶとく粘り強くちょっと低空飛行も味わい深いと思う時間を作っていくつもり。オンライン化もしながらね(笑)
人生楽ありゃ苦もあるさ、ってことだし、人間万事塞翁が馬、だし、禍福は糾える縄の如し、だよ。生きていこう。
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