ときおり報道の中で見聞きする「今たいへんになっちゃっている人」の経歴には、非正規雇用で…雇止めにあって…ワーキングプアで…
といろいろ困難が続いている様子があるのだけれど、中には「そのタイミングでわたしが話を聞いたなら、その選択は止めてたなあ」と思う人がいる(報道がすべてを正確に書いているかどうかは、わからないけれどね)
一度は正規雇用で働いていたのに、(たとえば)40代で厳しい状況にあるという方の中には、途中でもったいない退職の仕方、転職の仕方をしている人が多い。
この資格を取りたいから、いったん仕事を辞めた
体がしんどくて、休みがちで職場に迷惑なので辞めた
残業がつかない職場だったので、辞めた
やりたいことと違う気がして1年で辞めた
介護に専念したほうがいいかと思って辞めた
まず「辞める」が先立っている…!
辞めないで両方やれる方法もあるかもしれないのに、そこで粘ることには、次につながる意味があるのに、いや、もっとうまい(組織での)泳ぎ方だってあるかもしれないのに…とつい考えてしまう(職業病・苦笑)。
わたしだって、いくつもの山・谷を「時にはだましだまし」「迷惑かけながら」乗り越えてきたので、わかる。その差は紙一重、だけど20年後の差はとても大きいと。
転職にもいろいろなやり方があるし、必ずしも短期的な転職が悪いわけではない。ただ、意図と覚悟と戦略のある「力のある人」のそれと、なんとなく「短気を起こして」「脈絡もなく」辞めているように見える転職を繰り返していく人では全くその後の状況が違う。
だから
「とりあえずやめて、ゆっくり考えたい」
「中途半端な状態で働いているのはしんどいから、まず区切りをつけたい」
「(大学院や資格取得など)学ぶために、リセットしたい」
「会社に迷惑がかかるので、一度やめる」
…という気持ちになったら、この下に書いている9つの戦略に一度目を通してみてほしい。必ずしも、次を決めてから動けと言っているのではなくてね、いろいろ試しながら「ずるずると」軸足を変えていくやり方もいいよ、ということを、ぜひ頭の片隅に置いておいてほしいな。
「新しいキャリアを見つけるための型破りな9つの戦略」
by 「ハーバード流キャリアチェンジ術」ハーミニア・イバーラ(2003)
行動してから考える。行動することで新しい考え方が生まれ、変化できる。自分を見つめても新しい可能性は見つけられない。
本当の自分を見つけようとするのはやめる。「将来の自己像」を数多く考えだし、そのなかで試して学びたいいくつかに焦点を合わせる。
「過渡期」を受け入れる。執着したり手放したりして、一貫性がなくてもいいことにする。早まった結論を出すよりは、矛盾を残しておいたほうがいい。
「小さな勝利」を積み重ねる。それによって、仕事や人生の基本的な判断基準がやがて大きく変わっていく。一気にすべてが変わるような大きな決断をしたくなるが、その誘惑に耐える。曲がりくねった道を受け入れることだ。
まずは試してみる。新しい仕事の内容や手法について、感触をつかむ方法を見つけよう。今の仕事と並行して実行に移せば、結論を出す前に試すことができる。
人間関係を変える。仕事以外にも目を向けたほうがいい。あんなふうになりたいと思う人や、キャリア・チェンジを手助けしてくれそうな人を見つけ出す。だが、そうした人をこれまでの人間関係から探そうと考えてはいけない。
きっかけを待っていてはいけない。真実があきらかになる決定的瞬間を待ち受けてはいけない。毎日のできごとのなかに、今経験している変化の意味を見出すようにする。人に自分の「物語」を実際に何度も話してみる。時間がたつにつれ、物語は説得力を増していく。
距離を置いて考える。だがその時間が長すぎてはいけない
チャンスの扉をつかむ。変化は急激に始まるものだ。大きな変化を受け入れやすいときもあれば、そうでないときもあるから、好機を逃さない。
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